巨人・田口 “恩人”小学生と再会 幸福呼ぶ鹿の角くれた

2016年12月24日 05:30

野球

巨人・田口 “恩人”小学生と再会 幸福呼ぶ鹿の角くれた
3年前に鹿の角をプレゼントした福永亘琉君(右)と肩を組む巨人・田口 Photo By スポニチ
 巨人・田口が地元・広島県内でトークショーを行い「鹿の角少年」と再会した。質問コーナーでユニホーム姿の丸刈りの少年から「鹿の角を贈った子の名前を覚えていますか?」と言われ、思い出した。「亘琉(わたる)君!大きくなったね」と顔をほころばせた。
 14年1月のプロ入り時、ジャイアンツ寮に持ち込んだのは3つに枝分かれした約50センチの巨大な鹿の角だった。約1カ月前、小学生時代に所属した「五日市観音少年野球クラブ」の激励会で、この日客席にいた福永亘琉君(10)から「幸福を呼び寄せる」と贈られたもの。祖母が山で見つけたという宝物だった。3年がたった今でも「御利益がある」と大切にし、今季は自身初の2桁10勝を挙げ「頭角」を現した。

 亘琉君は1メートル40、52キロ。小学4年で田口が所属したチームの4番を務める右の強打者だ。風貌は早実・清宮そっくり。「プロになったら打つので待っていてください」と挑戦状を叩きつけられた先輩は「目標を大きく持ってほしい」とエールを送った。自身は「将来、沢村賞に少しでも近づけるような投手になりたい」。不老長寿の妙薬とされる鹿の角を今後も大切にし、息の長い選手を目指す。 (神田 佑)

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