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延長でのタイブレーク制 米メディアは否定的「試合の価値を落とすもの」

2017年03月23日 16:40

野球

延長でのタイブレーク制 米メディアは否定的「試合の価値を落とすもの」
プエルトリコのナインはオランダ戦でのサヨナラ勝利に歓喜する(AP) Photo By AP
 米国の優勝で幕を閉じた第4回WBC。今大会からいくつかルールの変更があったが、新しく導入されたタイブレーク制については否定的な声もあるようだ。21日に米国のNBCスポーツ(電子版)はこのルールを批判する記事を掲載。見出しには「延長戦のルールが悲しくもプエルトリコの勝利の価値を落とした」とあった。以下がその内容。
 「ルールとはより試合を面白くするために作成されるもの。ファンは18回まで続く延長戦など見たくない。ならば、11回か12回あたりで試合を終了させてしまえばいい。その結果、どうなったか。試合がつまらなくなったのだ」。

 10回まで決着がつかなければ、11回以降は無死一、二塁から始まるタイブレーク制に。このルールが今大会から導入されたのだ。記事は準決勝でプエルトリコがオランダをサヨナラ勝利で下した試合について言及。11回の攻防が次のように味気なく描写されていた。

 「オランダの攻撃。先頭打者のバントで1死二、三塁。さらに敬遠四球で満塁になるも、続く打者が併殺打で無得点。その裏のプエルトリコの攻撃。同じく先頭打者のバントと敬遠四球で1死満塁。続く打者がサヨナラの犠牲フライ。(皮肉で)ワオ。エキサイティング」。

 CBSスポーツ(電子版)もこのタイブレーク制を酷評。「バカげたルール。こんなものはもうたくさんだ」と21日の記事にはある。侍ジャパンは2次ラウンドでタイブレーク制を経験。オランダを相手に8―6で勝利を収めた。

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