中日・森監督 笠原133球完封勝利に「若い子がいつまでも100過ぎぐらいで代わるようじゃダメ」

2018年09月07日 22:04

野球

中日・森監督 笠原133球完封勝利に「若い子がいつまでも100過ぎぐらいで代わるようじゃダメ」
プロ入り初の完封勝利を挙げ、ガッツポーズする笠原(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ナゴヤD ( 2018年9月7日    中日3―0広島 )】 中日は2年目左腕・笠原祥太郎(23)のプロ初完封で広島に3―0と快勝し、2連勝となった。
 試合後、笠原のプロ初完封について聞かれた森繁和監督(63)は「完投も初めてだと思うんでね(実際は昨季1完投)、立ち上がりはちょっと苦労してましたけども、あいつの場合…ああ、あいつって言ったらあれだけど、笠原の場合は自分なりの投球はずっとしてたんですけども、この前自分のミスで痛い目にあっているのがあるんで、きょうはもう全力で行くとはいってましたけども、ここまで投げてくれるとは思いませんでしたね」と微笑みを浮かべて満足げ。

 プロ最多の133球で投げ切ったことには「いつも7回ぐらいで115、120ってなってしまうんですけども、そのへんになるともうお腹いっぱいみたいに”いっぱいです”とかって言うらしいんでね。そんな若い子がいつまでも100過ぎぐらいでね、代わるようじゃダメだと思うし。きょうはたまたまっていうよりも0点に抑えていたんで、本人も”いきます、いきます”とは言ってたみたいですけども、これはこれからどんどん1イニングでも多く投げていけばリリーフ陣も助かるだろうし。それで負けては何もならんけども、きょうの投球を続けてくれると次の人たちも”いきます”っていう言葉が出るんじゃないですか」と”森節”全開で投手陣への波及効果に期待した。

 打線は敵失絡みで4回に2点先取した後、8回に大島の7号ソロで3点目。「何でも点は貴重なんですけども、大島の期待してない一発がどれだけ力強いものを投手に与えてくれたかっていうのが。そこが一番強かった」とうれしそうだった。

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