【中畑清 視点】巨人・岡本、丸に打たせてもらった今季1号 どさくさに紛れて甘い球叩く

2019年04月04日 09:36

野球

【中畑清 視点】巨人・岡本、丸に打たせてもらった今季1号 どさくさに紛れて甘い球叩く
3回2死、岡本は中越えソロを放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人6―3阪神 ( 2019年4月3日    東京D )】 丸に打たせてもらった一発だね。岡本の今季1号。丸の先制3ランに対する歓声、どよめきが静まる前の初球を捉えた。どさくさ紛れに打つのは鉄則。気落ちした青柳が投じた甘い球を上からしっかり叩いた。
 広島との開幕3連戦は4番打者としてかっこよく決めてやろうという気持ちが強すぎたんだろうね。強引に一発を狙ってアッパースイングになっていた。ホームに戻ってチェックしたんだと思う。前日の阪神3連戦初戦では3回に低めの球を左中間へ適時二塁打。あれで感じをつかんだ気がするね。

 7回には丸が歩いた満塁で左腕・飯田の内角に入ってくる球を左翼線へ二塁打。外の球が続いた後の内角球に反応して振り抜いた。去年のいいときの状態に近づいている。

 私が「調子どう?」と聞くと必ず「絶好調です」と答えるトボけたスラッガー。今季は丸との「マルオカ」アベック弾を何度見られるのかな。ひとつ楽しみができたね。

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