筒香 どの球にも対応できる「どっしり感」に感服

2019年04月08日 09:17

野球

筒香 どの球にも対応できる「どっしり感」に感服
原監督(右)と談笑する新井貴浩氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA5―1巨人 ( 2019年4月7日    横浜 )】 【新井貴浩 視点】今の筒香はどの球種、どのコースに対しても同じスイングをしているように映る。直球にも変化球にもスイングが崩れない。この「どっしり感」が、とにかく凄い。内角を攻められても、投球の間合いを変えられても、ビクともしないのだから、相手バッテリーは対策に困るのでは。
 実際に1打席目は1、2球目に胸元を速球で突かれた。2打席目も初球は内角低めに外れる速球。何とか足元を動かそうという狙いに全く動じず、2球目に来た低めのチェンジアップを右前へ適時打した。直前の1死三塁でソトが浅い左飛。4番として見事にカバーし、意味の大きい追加点になった。

 キャンプの頃はもう少し前傾姿勢で構えていた。試していく中で微調整を重ね、今の形にたどり着いたのだと思う。豪快な本塁打を注目される裏で繊細な部分を大切にしている。ナイター明けだった6日のデーゲームも早出で打ち込んでいたと聞いた。向上心も素晴らしい。対戦した昨季までから、さらに凄みを増した印象だ。

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