【神奈川】桐光学園 背番10・谷村が5回参考ノーノー!味方失策で走者背負うも「緊張解けた」

2019年07月14日 15:13

野球

【神奈川】桐光学園 背番10・谷村が5回参考ノーノー!味方失策で走者背負うも「緊張解けた」
5回を投げて参考のノーヒットノーランを達成した桐光学園・谷村 Photo By スポニチ
 【第101回全国高校野球選手権 神奈川大会2回戦   桐光学園10―0小田原=5回コールド ( 2019年7月14日    平塚 )】 桐光学園の背番号10・谷村然投手(3年)が、無安打無失点で5回参考のノーヒットノーランを達成。打線も12安打10得点の猛攻で、第1シードの貫禄を見せ付けた。
 谷村は自己最速143キロを誇る直球を主体にねじ伏せた。初回、先頭から一ゴロ、一ゴロ、二ゴロで完璧な立ち上がりをすると、2回以降も快投を続けた。4回に味方の失策で初めて走者を背負うも落ち着いた投球は途切れない。1走者を許すのみの5回参考の無安打投球に、「ノーヒットは初めて。すごく嬉しい」と笑顔を見せた。

 昨夏まで背番号1を背負うも、今春から2年生の安達壮汰投手にエースを奪われた。それでも、「悔しかったけど、大会を通して結果を残して甲子園では背番号1をつけたい」と神奈川を制してエースナンバー奪還を目指す。

 参考の完全投球が消えたしまった唯一の走者は、その安達の失策によるものだった。それでも「良い意味で緊張が解けたし、感情的にならず落ち着こうと思えた」と谷村。「気にしないでアウトを一つずつとろう」と声かをかけて後輩を思いやった。先輩らしい頼もしさで、チームを初戦突破に導いた。

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