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【市川いずみの届け夏エール】3児の前で輝いた立命館宇治・里井祥吾監督

2019年08月14日 05:30

野球

【市川いずみの届け夏エール】3児の前で輝いた立命館宇治・里井祥吾監督
立命館宇治・里井監督の3人の子供も大の“リツウジ”ファン Photo By 提供写真
 【第101回全国高校野球選手権大会 第8日2回戦   立命館宇治3-6星稜 ( 2019年8月13日    甲子園 )】 パン職人という異色の経歴で注目された立命館宇治の里井祥吾監督。もう一つの顔は3児の父で、選手も認めるイクメンぶり。まさに“三刀流”でつかんだ甲子園でした。
 一日のスケジュールはかなりハードで毎朝4時半に起床してパンを作り、午後2時前には幼稚園から帰宅する子供のお迎え。その後に練習に向かうというものです。「ずっと家を空けて子供たちに寂しい思いをさせているので」と少しでも時間があれば授業参観や運動会などにも顔を出します。妻明和さんによると洗濯などの家事も積極的にこなし、倒れないか心配になるほど何事にも全力とのことでした。

 長男の心仁郎君(6)は、大の「リツウジ」ファン。昨夏京都大会で準優勝に終わった時は「父ちゃんを甲子園に連れていく!」と励ましてくれました。この日の星稜戦もアルプスからかわいいユニホーム姿で応援。絵日記には“かっこいいおとうさんです”と書き込みました。敗れはしましたが、愛息の目には“輝いた父”に映ったはず。「家族には感謝しかありません」。小さな大応援団が指揮官を支え続けます。

 ◆市川 いずみ 京都府出身のフリーアナウンサー。山口朝日放送時代に高校野球の実況で「ANNアナウンサー賞最優秀新人賞」を受賞。高校野球検定に合格し、自宅に甲子園の土を飾るほど生粋の高校野球好き。

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