マー君、悔しい7敗目も“タフさ”出せた「収穫は多かった登板」

2019年08月23日 14:45

野球

マー君、悔しい7敗目も“タフさ”出せた「収穫は多かった登板」
アスレチックス戦に先発した田中(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   ヤンキース3―5アスレチックス ( 2019年8月22日    オークランド )】 ヤンキース・田中将大投手(30)は22日(日本時間23日)のアスレチックス戦に先発して6回を投げ、8安打5失点、2四球5三振で、7敗目(9勝)を喫した。防御率は4・68となった。日本投手初となる6年連続2桁勝利は次戦以降にお預けとなった。
 「初回が全てだったかなと思います。四球も複数出し、先頭の二塁打よりもそこが痛かったかなと。コントロール、ボールの制球ができていなかった」

 先頭のセミエンに右翼線二塁打されると、連続四球で無死満塁のピンチを背負った。オルソンは遊撃手正面のゴロで併殺コースだったが、シフトを敷いていたため二塁封殺で1アウトのみの間に先制点を失った。暴投で1死二、三塁となり、5番キャンハに2点左前打され、3点のビハインドを背負った。

 2回は3者凡退で仕留めたが、3回は先頭グロスマンに左中間への三塁打を許した。続くチャプマンに左前適時打で追加点を許すなどこの回は2点を失った。

 ただ、4回以降は得点を許さず。6回は先頭ピスコティに左翼線二塁打されたが、空振り三振、遊ゴロ、空振り三振でしのいだ。今季2番目に多い109球で、6回を投げきった。

 記録に残らない味方の守備の乱れにも、たびたび足を引っ張られた。「自分にコントロールできないところでのタフな場面はたくさんあったとは思う。自分に今日、運が向いていれば大きく結果が変わっていたこともたくさんあったと思う」と田中。「でもそういうタフな場面で、自分自身の強みであるタフさを出せたということ。それは凄い良かったと思います」。試合の中での修正力と、折れない心の強さを改めて示した。

 「数字、結果だけで見たら全然ダメな投球だと思うんですけど。自分にとってはいろいろと大きなものがあった、収穫は多かった登板にはなりました」

 トライ&エラーを繰り返し、前を向いて歩み続けることで、メジャー1年目から5年連続の2桁勝利を積み上げてきた。チームは4連敗となり手痛い黒星には違いないが、この痛みを糧とすべく冷静にマウンドを振り返り、しっかりと前を向いた。

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