広島・永川、15年ぶり先発で有終の美 大島をオール直球で一ゴロ、ベースカバーに走って満面笑み

2019年09月23日 14:06

野球

広島・永川、15年ぶり先発で有終の美 大島をオール直球で一ゴロ、ベースカバーに走って満面笑み
<広・中>引退試合に先発した永川(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島―中日 ( 2019年9月23日    マツダ )】 球団最多の通算165セーブを挙げ、今季限りでの現役引退を6日に表明した広島の元守護神・永川勝浩投手(38)が23日の中日戦(マツダ)で先発登板。打者1人に投げて降板した。試合後には引退セレモニーが行われる。
 同日登録され、長女の見事なストライク始球式をそばで見届けてから今季初登板。2004年10月10日の横浜戦(横浜)以来15年ぶり5度目となった先発マウンドで中日の1番・大島に初球は141キロ直球が内角に外れてボール、2球目は141キロ直球でストライクと1ボール1ストライクから3球目の141キロ直球で一ゴロに仕留め、自ら一塁ベースカバーに走ってアウトに。ここで降板となり、マウンドをエース大瀬良に譲った。代名詞のフォークは投げず、オール直球勝負。二塁から駆け寄る菊池涼やバッテリーを組んだ会沢らに労われると満面に笑みを浮かべ、スタンドからは大きな拍手と声援が降り注いだ。

 永川は広島県三次市出身の地元選手で、新庄高、亜細亜大を経て2002年ドラフト自由枠で広島入り。名球会入りした元エース北別府の背番号20を継承し、通算526試合に登板して38勝42敗、守護神として球団最多となる165セーブを挙げた。通算防御率は3・47。

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