松坂 14年ぶり西武復帰へ!メッツ以来2度目の背番16決定的 減俸も受け入れ
2019年11月09日 04:00
野球
12日の12球団合同トライアウト終了を待って正式にオファーを出すが、背番号についても数ある候補の中から16を提示する。16は昨年まで菊池(マリナーズ)が背負い、かつては横浜高の後輩である涌井(現ロッテ)や、日米通算182勝をマークした石井一久氏(現楽天GM)がつけてきた。前回在籍時につけ、慣れ親しんだ背番号18は多和田がつけており、松坂は13、14年に在籍したメッツでつけた背番号16で古巣のユニホームに袖を通すことになりそうだ。
西武には14年ぶりの復帰となる。06年まで8年間在籍し、新人王、3年連続最多勝、沢村賞など数々のタイトルを獲得した。今季、中日では沖縄・北谷での春季キャンプで右肩を故障。1軍ではわずか2試合の登板に終わり、シーズン終盤には右肘も痛めたが、すでに回復。西武はその状況も慎重に調査を進め、戦力になると判断したもようだ。
さらに、ファンへのアピールといった人気面はもちろん、チームには今井、高橋光、松本航、さらにドラフト1位指名した宮川(東芝)ら飛躍が期待される若手投手が多い。同じ右投手でもあり、日米での経験が豊富な松坂を「生きた教材」としてさまざまなアドバイスを吸収できる。
1年契約で、今季年俸8000万円からは大幅減の提示となる見込みだが、金銭面にこだわりはないとみられる。来年9月に40歳を迎える「平成の怪物」がリーグ3連覇と日本一を目指す西武に戻ってくる。
▼松坂の西武での最後のユニホーム 06年11月23日にインボイス西武(現メットライフドーム)で行われた「ファン感謝の集い」に参加。ポスティング・システム(入札制度)で、5111万1111ドル11セント(約60億円)で独占交渉権を獲得したレッドソックス移籍が決定的な状況で、紅白戦の登板中にナインから“サプライズ胴上げ”を受け、最後のあいさつでは目に涙を浮かべ3万6000人のファンに「温かい応援が自分にとっては一番のパワーになりました。できれば来年からアメリカで頑張りたい。日本代表として、西武ライオンズ代表として頑張ります!」と語った。
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