巨人・坂本 自主トレに若手3選手帯同“相棒”育てる!

2020年01月06日 05:30

野球

巨人・坂本 自主トレに若手3選手帯同“相棒”育てる!
自主トレに向かい羽田空港から出発した巨人・坂本(左端) Photo By スポニチ
 巨人・坂本勇人内野手(31)が5日、自主トレ先の沖縄に入った。自主トレにはいずれも内野手の北村、湯浅、増田陸を帯同し「二遊間は(二塁のレギュラーが)ずっといない。今回来ている選手たちが、そういう選手になってくれたらいい」と期待を寄せた。
 羽田空港では3選手から新年のあいさつを受けた。「よろしく」。一人一人とがっちり握手。3年目の北村は2年連続、同じく3年目の湯浅、1年目を終えた増田陸は初参加だ。増田陸は明秀学園日立出身。光星学院(現八戸学院光星)時代に坂本を育てた金沢成奉監督の指導を受け、高校通算34本を放った右打者で「坂本2世」との呼び声も高い。1軍デビューを目指す今季、二塁を守れば「本家」との初共演となる。

 坂本自身、高卒1年目のオフから阿部のグアム自主トレに同行して定位置の座をつかんだ。練習だけでなく経験談も伝えるが「一緒に練習したからといってうまくなるとは絶対に思わない」と厳しさを前面に押し出す。「自分で考え練習することが大事」と主体性の重要性を訴える。

 チームとしては8年ぶりの日本一奪回、個人としてはあと116本に迫った通算2000安打、さらに夏には東京五輪も控えている。「オリンピックは目標。いい成績を残して選んでいただけるように」。年末年始も「(過去)一番やったかもしれない」と無休で練習に没頭した。筋力トレーニングだけでなく、キャッチボールや置きティーでの打撃練習もこなした。

 羽田空港に設置された東京五輪マスコットの前で写真に納まった坂本。温暖な地で一年間戦い抜く体と二塁を守る「相棒」をつくり上げる。 (川手 達矢)

 ≪昨季は7人が二塁守る≫昨季巨人で二塁を守ったのは7人。うち、先発最多出場は2年目の若林で57試合。次いで4年目の山本が41試合、2年目の田中俊が24試合と若手が上位を占めた。18年にチーム最多の67試合に先発した吉川尚は昨季は故障のため、11試合の先発にとどまった。巨人の二塁手で100試合以上に先発したのは14年片岡治大(113試合)が最後。二塁手を固定できない状態が最近は続いている。

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