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広島・小園 成長実感“今春1号”!「遊撃のレギュラーを絶対に獲れるようにしたい」

2020年02月06日 05:30

野球

広島・小園 成長実感“今春1号”!「遊撃のレギュラーを絶対に獲れるようにしたい」
シート打撃で右越えに本塁打を放つ広島の小園(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 宮崎・日南キャンプに参加する広島・小園海斗内野手(19)が5日、自身の今春1号を放った。第1クール最終日に設定されたキャンプ初の実戦形式となるシート打撃。小園は二飛に倒れたあとの2打席目、3ボールから左腕・塹江の内角高めの直球を逃さなかった。打った瞬間に柵越えを確信させる会心の一撃は、右翼のネットに突き刺さった。 
 「高めを打てるのは理想的。なかなか反応で打てるコースではないので、狙って打つしかない場所だった」

 シート打撃中の遊撃の守備位置に小園と田中広の2人しか入らなかったのは、レギュラー争いが事実上の一騎打ちになっている証。田中広がダイビングキャッチなど好守でアピールする一方で、小園は平凡な正面のゴロをはじいて失策を犯した。「ミスして悔しかった。絶対に取り返そうと思った」。直後の打席で本塁打を放つ勝負強さを見せつけた。

 「(田中広とは)確実性が違う。目の前でやらせてもらっているので、自分も勉強しないといけない」

 オフにはピラティスを初体験するなど、体幹強化に取り組んだ。「飛距離が伸びている。打球が変わっていると思います」。自ら成長を実感する打撃について、朝山打撃コーチは「力強さを持っている。あとは積極的にいく中で打撃カウントを整えてほしい」と注文。視察した阪神の太田貴スコアラーも「去年より余裕を感じる。エラーしたあとに本塁打を打つところも成長」と評した。

 「積極的なプレーが持ち味なので攻めていきたい。去年は新人だったけど、今年は立場も違う。遊撃のレギュラーを絶対に獲れるようにしたいです」

 実績上位の田中広に真っ向勝負する姿勢が、逸材をさらに光らせる。(河合 洋介)

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