巨人・菅野 自主トレ期間中のメニューに戻し仕切り直し 岡本もひたすら走り込み
2020年04月05日 05:30
野球
「感じが良かったので、(2日続けて)ブルペンに入りました。軽い調整程度ですけどね」。前日に続き、捕手が立った状態で20球。腕から始動する新フォームで丁寧に投げ込んだ。今春キャンプで初めてブルペン入りした2月2日は捕手を座らせて32球を投げた。開幕は2カ月以上先になる可能性があり、自主トレ期間中のメニューに一時的に戻した。
1月と全く同じ練習に「リセット」したのが、主砲の岡本だ。「守備も打撃も下半身を使う。土台をしっかりするため、今年は基本に取り組む」と1月の自主トレ公開時にテーマを掲げ、練習全体の3分の1にあたる30分がランニングだった。この日も同じく右翼と左翼のポール間走を10本敢行。「バッティングはバテていなかったらやります…」と言うほど、下半身をいじめた後、室内練習場で打撃練習を行った。
3日の12球団代表者会議で24日を目指してきた開幕は白紙となった。球団は「当面の間」としていた個人調整期間を、12日までに再設定。13日から全体練習を行うことを決めたが先行きは見通せず、選手は困難な調整を強いられている。坂本、丸、亀井、中島ら主力も各自メニューをこなし、3日まで全体練習を行ったファームのメンバーも時間をずらして「時差出勤」で個人調整に加わった。
今村司球団社長は「コロナウイルスの感染拡大の防止。なおかつ選手の練習環境を整えること」を掲げ、原監督ら首脳陣と話し合いを重ねながら今後の方針を決めていく。「ベストパフォーマンスになるように我々は商品を用意する義務がある。開幕するときに“こんなもんですか”と言われたくない」とプロ意識を強調している。
スポーツ界は、最大の危機とも言える「冬」に突入した。今は耐えて球春到来を待つしかない。(神田 佑)
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