ブルージェイズ・山口 どんな開幕となっても「しっかりプレーする。それだけ」

2020年05月26日 09:00

野球

ブルージェイズ・山口 どんな開幕となっても「しっかりプレーする。それだけ」
ブルージェイズ・山口俊 Photo By スポニチ
 ちょうど1カ月前のことだ。4月26日付のスポニチ本紙(東京最終版)でブルージェイズ・山口の電話インタビューを掲載した。「山口 クッキングパパになる」という見出しで、自身の得意料理写真8枚を惜しみなく披露。「料理をすることによって、時間もうまく消化できている。良い気分転換になっています」と明るいトーンで話してくれたのが印象的だった。
 山口に初めて名刺を切ったのは、昨年12月の「最優秀バッテリー賞」表彰式の控え室だった。実際に会うのは2度目で、3、4年前に先輩記者とともに食事に同席させてもらったことがあっただけだったが、「覚えていますよ。メジャーリーグ担当なんですか?よろしくお願いします」と即答。席を立って、丁寧にお辞儀する姿は、こちらが恐縮するほどだった。

 今年3月10日。ヤンキース戦登板の取材に向かった時もそうだった。試合前の練習後にわざわざ近寄って来てくれ、「無事、たどり着けてよかったですね」と声を掛けてくれた。一般的にメディアは、登板当日の投手に試合前に話しかけることはない。少し驚いたが、フロリダキャンプ特有の長時間ドライブの後だったこともあり、やけにうれしかったことを覚えている。

 巨人のFA移籍1年目に暴行トラブルを起こしたことで、山口への世間のイメージは想像できる。ただ、記者にとって山口は初めて会った時から変わらず謙虚で爽やかな好青年だ。世界的なコロナ禍でメジャー1年目は思わぬスタートとなったが、山口は「どの状況、どの状態で開幕となっても、僕自身もそこでしっかりプレーする。それだけですね」と口にする。

 巨人で昨季投手部門3冠を獲得した“エース”の働きに期待している。(記者コラム・柳原 直之)

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