城北 「都立の雄」撃破の金星 エース中村が100キロ上江洲斬り

2020年07月30日 12:41

野球

城北 「都立の雄」撃破の金星 エース中村が100キロ上江洲斬り
東東京<都小山台・城北>5回を3者連続三振に抑えた城北・中村(左)は国分とグラブタッチ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【東東京大会2回戦   城北2―1都小山台 ( 2020年7月30日    大田 )】 城北が2年連続東東京大会準優勝の都小山台に2―1で逆転勝ちした。4回から登板したエース中村陽紀(はるき=3年)が6イニングを3安打7奪三振無失点の力投。小学校時代にチームメートだった、都小山台の4番を務める体重100キロの上江洲礼記(うえず・らいき=3年)を2打数1安打1三振に抑え、金星を挙げた。
 マウンド上で中村が吠えた。4回から登板し5回は3者連続三振に。6回先頭の上江洲も内角直球で空振り三振に斬ると次打者も三振に仕留め、5者連続Kを達成した。最終回も2安打を浴びながら、無失点で切り抜け「都立の雄」を下した。

 「最高です。まさか勝てるとは…」。背番号1が汗をぬぐった。少年野球チーム「麻布キッズ」でチームメートだった上江洲との対決は「スイッチが入った。絶対倒してやる!」と直球で押しまくり、空を切らせた。

 2人は報道陣のインタビューに呼ばれたため「旧友」として再会。「やられたよ」と脱帽する上江洲に「大学でも勝負しよう」と笑顔で返した。ちなみに偏差値72の城北で、中村は東大進学希望。上江洲は「エッ?東大」と苦笑いした。

 3回戦は2メートル右腕・秋広優人(3年)擁する二松学舎大付と対戦。「僕らに失うモノはありません。ガムシャラにやるだけ」。中村ら城北ナインは31日の期末試験で勉学の成果を発揮後、8月1日の大一番に挑む。

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