レッズの実況アナが差別発言で試合途中に降板 性的マイノリティーを蔑視する言葉が原因

2020年08月20日 14:20

野球

レッズの実況アナが差別発言で試合途中に降板 性的マイノリティーを蔑視する言葉が原因
差別用語を使ったために試合途中で更迭されたレッズのブレナマン・アナウンサー(AP) Photo By AP
 ミズーリ州カンザスシティーで19日に行われたレッズ対ロイヤルズのダブルヘッダーを実況していたレッズのトム・ブレナマン・アナウンサー(56)が試合途中で“降板”させられた。
 問題発言があったのはロイヤルスが4―0で勝った第1試合の7回表(最終回)に入る直前。同アナウンサーはすでにCMが終わっていることを知らずにマイクに向かって「ONE OF THE “FAG” CAPITALS OF THE WORLD(世界的なホモセクシャルな都市のひとつ)」と口にしてしまった。「FAG」は英国ではタバコという意味だが、米国では「FAGGOT」の省略形で性的マイノリティーを蔑視する言葉。それが音声として公共の電波に乗ったために大きな問題に発展した。

 結局、レッズが5―0で勝った第2試合の5回、「とても恥ずかしい言葉を口にしてしまった。もし誰かを傷つけてしまったならば心の底からお詫びする」とブレナマン・アナウンサーはカメラの前で謝罪して退席。このあと中継していたFOXのローカル局やレッズも謝罪する事態となり、レッズの主力打者、ジョーイ・ボット(36)は「すぐに解雇しろ」とツイートしている。

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