西武・松井2軍監督 若獅子の成長に笑顔 後半戦見据え「1試合を大事にやってもらいたい」

2020年09月07日 10:44

野球

西武・松井2軍監督 若獅子の成長に笑顔 後半戦見据え「1試合を大事にやってもらいたい」
選手の活躍を見つめる西武・松井2軍監督(球団提供) Photo By 提供写真
 西武は毎週月曜日に2軍トピックスを配信している。今週はリーグ前半戦を総括する松井2軍監督。
 公式戦の日程は前半戦を終了で現在7位(9月7日時点)。8月は少々負けがこんだが、選手たちの必死さに指揮官は心踊らせている。

 「今年は開幕が遅れたので前半戦が終わったという感覚がまだないですけど、選手はここまでよくやってくれています。練習が再開してからはバットを振る量を増やしたりして、やれることはやってきたと思います」。

 好調だった高木渉が8月13日に1軍でプロ入り初安打。さらには16日、柘植世那と西川愛也にもプロ入り初安打が生まれるなど、2軍で躍動してきた若獅子たちが、成果を出した。

 中でも西川は初めての1軍昇格。「初めての1軍の雰囲気、緊張感のなかで、(西川は)非常にいい経験ができましたし、1本(ヒットが)出せたことは今まで本人がやってきた成果。ファームでも結果を出してきたので、その結果が1軍登録だったと思う」。

 そして西川の打撃を見て安心したという。プロ入り初打席の結果は左翼大飛球だったが、初球から振った姿を評価。「いいスイングだった」。2打席目。左中間を破る適時二塁打に「彼らしいヒットになったね。上出来。1軍初昇格の2打席目であの結果を出すのは、なかなかできないでしょう」と喜んだ。

 27日には育成選手の中熊大智が2軍公式戦で初本塁打も放った。「これもうれしかった」と試合後自ら中熊にホームランボールを渡す計らいを見せた。「川野もいい選手。高木渉は気持ちの持ち方が変わったよね…みんな本当に成長した」と笑顔が続いた。

 そして「後半戦もしっかりと戦っていきます。いま苦しくても、そのなかでどうやって戦っていくのか、どう選手が成長していけるか。残り2カ月も、あっという間なので1試合、1打席を大事にやってもらいたい」と期待を込めた。

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