“勝てば球団新記録”中日・大野雄 言い訳なしの6戦連続完投「僕が先制点を取られたのが負けた原因」

2020年09月09日 05:30

野球

“勝てば球団新記録”中日・大野雄 言い訳なしの6戦連続完投「僕が先制点を取られたのが負けた原因」
<中・巨(16)>3回2死二塁、坂本に先制の適時二塁打を打たれた大野雄(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日0-2巨人 ( 2020年9月8日    ナゴヤドーム )】 完投負けのエース左腕は敗因を一身に背負った。中日・大野雄は9回2失点も菅野との投げ合いに敗れ、4敗目。球団新記録となる6試合連続完投勝利も逃した。
 「対戦前から点を取れる投手じゃないと分かっていた。僕が先制点を取られたのが負けた原因」

 悔やんだのは3回2死二塁から坂本に浴びた先制の適時二塁打だ。2ボールから「一塁が空いていたので、無理に勝負に行かずに」と長打を避けるため、直球系ではなくフォークを選択。だが、左翼フェンス手前まで運ばれ28イニングぶりの失点を許した。自身とは対照的に1、2回のピンチを切り抜け7回まで無失点の相手エースを「ええピッチャーは先に点を取られへんな。粘り、技を感じた」と称えるしかなかった。

 「すごい投手やけど僕だってバットを持っている」とプロ初の1試合2安打でチャンスメークしたが、野手陣が奮起できず。天敵右腕には今季3戦全敗で全25イニング無得点となり、与田監督は「何度も同じ投手にやられるわけにはいかない」とリベンジを誓った。 (徳原 麗奈)

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