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ソフトBドラ2・笹川にギータ背番「44」 新伝説つくる「普通のホームランじゃつまらない」

2020年12月11日 05:30

野球

ソフトBドラ2・笹川にギータ背番「44」 新伝説つくる「普通のホームランじゃつまらない」
集合写真でポーズする(左から)ハリーホーク、3位・牧原巧、育成3位・桑原、育成5位・緒方、1位・井上、育成1位・佐藤宏、育成7位・大城、工藤監督、育成2位・中道、育成8位・中村亮、2位・笹川、育成4位・早、育成6位・居谷、4位・川原田 Photo By スポニチ
 ソフトバンクは10日、福岡市内で新人選手の入団発表を行い、工藤公康監督(57)、8人の育成選手を含めた12人が出席した。「柳田2世」と称されるドラフト2位・笹川吉康外野手(18=横浜商)は、柳田がつけていた背番号「44」に決まり、トリプル3を目標に掲げた。なお、同5位の田上奏大投手(18=履正社)は同校で新型コロナウイルスの感染者が出たため会見を欠席した。
 不思議な縁を感じた。笹川は、柳田が入団時から14年まで4年間つけていた背番号「44」について「自分のラッキー番号が4で、出席番号でも4がついたり、高校のクラスTシャツも44だった。柳田選手がつけていた番号で運命を感じます」と笑みを浮かべた。

 横浜商では高校通算40本塁打。甲子園出場経験はないが、1メートル93、85キロの左打者は「柳田2世」と称されるようになった。「柳田2世と言ってもらって、柳田選手を意識するようになった」と振り返る。

 柳田は15年のDeNAとの交流戦で横浜スタジアムのスコアボードを破壊する特大弾を放った。笹川は「(映像は)見たことがあります。普通のホームランじゃつまらないので、観客が度肝を抜くホームランを打ちたい」と本家に負けじと、新伝説をつくることを目標とした。

 高校時代には日大高との練習試合で、ジャストミートした打球が右中間の高いネットを越え、民家の屋根に設置されたソーラーパネルを直撃。「(学校の)保険で弁償してもらいました」と自身の特大弾エピソードにも触れ「細い割には力には自信がある」。握力は右82キロ、左80キロ。背筋力は300キロを誇る。工藤監督は「ギータ2世と言われているが、彼には“笹川1世”になってほしい」とエールを送った。

 会見では「トリプル3を達成したい」と球団では柳田以来の偉業に挑戦することも誓った。柳田との対面を心待ちにする18歳は「どういう体づくりをして大きくなったのか聞いてみたい」と目を輝かせた。規格外のパワーをプロでも存分に発揮し、ファンの記憶に残る一発を狙う。

 ○…ドラフト1位の井上はプロでの目標に「3割30本」を掲げた。会見では新人の先頭を切ってマイクを握り「コンスタントに打って、息の長い選手になることが目標です」と力を込めた。

 花咲徳栄では高校通算50本塁打を放った右の大砲。プロでの背番号は「43」に決まり「将来的にチームの主軸として先頭で引っ張っていける選手になりたい」と目を輝かせた。1メートル81、87キロの恵まれた体格に、工藤監督は「体ががっしりしている。これからが楽しみ」と期待を寄せた。

 現在は木製バットで練習しており、トレーニングも平行してこなしているという。「松田選手、内川選手は毎年活躍している。そういう選手になりたい」と長い現役生活を送ることを見据えた。

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