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ソフトバンク・和田 19年目シーズンへ5年ぶり2桁勝利&規定投球回到達誓う

2021年01月15日 05:30

野球

ソフトバンク・和田 19年目シーズンへ5年ぶり2桁勝利&規定投球回到達誓う
護国神社の参道を走る笠谷(左)と和田(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの和田毅投手(39)が14日、長崎市内で自主トレを公開した。体幹トレーニング、坂道ダッシュに加え、体の内部を鍛える新メニューのピラティスを今年から取り入れた。2月に40歳を迎えるベテラン左腕は、パ・リーグ初となる40歳以上での規定投球回と2桁勝利の同時クリアを目指す。
 パ・リーグで初めてとなる40歳以上での規定投球回と、2桁勝利の同時達成。プロ19年目のシーズンを迎えた和田は、貪欲に偉業を目標に掲げた。パ・リーグで40歳以上の2桁勝利を挙げたのは90年、ロッテの村田兆治(10勝)ただ一人。規定投球回は89年の村田兆治、94年オリックスの佐藤義則がいる。しかし、同時に成し遂げた投手は、パ・リーグ史上誰もいない。

 「年齢のことは考えない。自分に甘えることもなく、目指していきたい数字」

 準備を着々と進めている。自主トレでは新たなメニューも取れ入れた。ケガ防止に加え、体の細部の筋肉を鍛えられるピラティスだ。ゴムチューブやバランスボールを使い、約10種類のメニューを2時間じっくりと行ったが、左腕の体の軸はぶれなかった。

 「ローテーションを守って、110球を常に投げ続けるためにもやってみたいと思っていた。ケガもしにくくなるし、股関節や可動域をしっかりと鍛えないといけない。効果はでていると思うよ」

 昨年12月、合同自主トレを共に行う後輩左腕の笠谷にピラティス導入を提案。笠谷自身も、3年前から自身で取り組んでいたことから、問題はなかった。昨季は11月の日本シリーズまでフル稼働。その疲れをとりながら、体幹も鍛えられる。和田にぴったりなトレーニングだ。「自分の動きの癖が分かる。弱いところを知れたのは良かった。1年間通じてやっていきたい」と手応えは十分だ。

 昨年、藤川(阪神)、渡辺直、久保(楽天)の3人が引退を決意し、松坂世代の現役は松坂と和田の2人だけになった。和田は「2年契約ではあるが無理だと思ったら引退する。一年一年が勝負。ケガには細心の注意を払いたい」と体のケアを何よりも大切にしている。来月20日前後のブルペン入りに向けて、ソフトな体づくりを続ける。

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