オリ・吉田正 6年目野手では史上最高の2億8000万円 初の越年交渉でイチロー氏も柳田も超えた
2021年01月23日 05:30
野球
昨季は打率・350を残し、生え抜きでは00年のイチロー以来の首位打者を獲得。チームは2年連続最下位に終わっても、「野手としては当然、彼が一番」(久保充広管理部長)という評価を得た。
今回の契約更改から代理人を導入した。決着が年越しとなったのは、準備交渉自体が遅かったことと、1月4日からの沖縄自主トレを優先させた結果。春季キャンプが迫った、この時期のサインで落ちついた。
21日に帰阪するまで体を動かしていた沖縄自主トレでは日本ハム・西川が組んだハードメニューに取り組んできた。「盗塁で恩返ししたい」。17、18年の2年連続盗塁王を含め3度のタイトルに輝いた西川にあやかり、ちゃめっ気たっぷりに今季はバットだけでなく足でも魅せることを誓った。
「チームの優勝と個人的には去年に続きタイトル争いに加わり、一つでも多く獲りたい」。今季から務める選手会長の責任とともに新たなシーズンに向かう。(田中 貴久)
≪球界最高額は菅野≫吉田正(オ)が年俸2億8000万円で契約を更改。6年目野手では16年柳田(ソ)の2億7000万円を抜く最高額となった。投手を含めた球界最高額は18年菅野(巨)の4億5000万円で、3億円以上は他に摂津正(ソ=14年4億円)、山崎(D=20年3億5000万円)、ダルビッシュ有(日=10年3億3000万円)、田中将大(楽=12年3億2000万円)、上原浩治(巨=04年3億円)がいる。
≪選手会長として環境改善も要望≫吉田正は選手会長としての仕事も忘れなかった。球団へ伝えた要望は待遇面と野球面から一つずつ。京セラドームに仮眠室を設けることと、戦術面で新しい部門を作ることだ。「球団と積極的にコミュニケーションをとっていきたい」と、よりよい環境作りに意欲的。交渉に当たった久保充広管理部長は「前向きに対応していきたい」と応じた。
【吉田正と一問一答】
――納得してサインした。
「それはもちろん。今回、年越ししてしまいましたけれど、自分自身(1月)4日から沖縄で自主トレも始まっていましたので。今回は代理人も入れさせてもらっていたので、そこに任していた」
――何か買いたいものは。
「うーん、パッとは今思い浮かばないので、必要なもの、家電だったり、娘も生まれましたので、遊びグッズとか」
――球団からは。
「去年一年間しっかり頑張ってくれたし、タイトルも含めて、お疲れさまと。今年選手会長にもなりますし、チ―ムは2年連続最下位という現実を受け入れて、今年何とか優勝を…という話も」
――キャンプまであと10日ほど。現在のコンディションは。
「4日から沖縄で動いていて、ケガなくしっかりやれていますし、開幕に向けてしっかり逆算していきたい」
――無観客キャンプになる。
「楽しみにしていらっしゃるファンの方もいますし、行きたかったな…という声も聞いているので。テレビ等で何かしら頑張っている姿を見てもらえれば。(観客が)また入った時にワクワクさせられるように…と思ってます」
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