山口俊 ジャイアンツとマイナー契約 日米「ジャイアンツ」所属初の日本選手 背番号77

2021年02月22日 05:30

野球

山口俊 ジャイアンツとマイナー契約 日米「ジャイアンツ」所属初の日本選手 背番号77
ジャイアンツとマイナー契約を結んだ山口俊 Photo By スポニチ
 ジャイアンツは20日(日本時間21日)、ブルージェイズを自由契約になっていた山口俊投手(33)とマイナー契約を結んだと発表した。今後はアリゾナ州スコッツデールで行われているメジャーキャンプに、招待選手として参加する。日本選手として日米の「ジャイアンツ」に所属した初の選手になる。
 激動の11日間だった。10日に米国へ出発した直後に出場選手登録の前提となる40人枠から外れ、自由契約に。DeNA(前身の横浜時代含む)、巨人で通算64勝112セーブを挙げた右腕は、日本を含む他球団と交渉が可能になったが、米国で一からはい上がると決めた。渡米1年目の昨季は背番号1。新天地では77を背負う。インスタグラムには、ジ軍のキャンプ施設とユニホーム画像を添え「メジャー契約できるように頑張ります!」と決意をつづった。

 メジャーに昇格すれば最低保証年俸の57万500ドル(約6100万円)をジ軍が払う「スプリット契約」。今季の当初の年俸317万5000ドル(約3億3700万円)は、ブ軍が負担する。

 ジ軍はダルビッシュのパドレス、昨季世界一のドジャースなどと同じナ・リーグ西地区に所属。昨季は3位で4年連続でプレーオフ進出を逃した。先発陣は通算128勝の右腕クエト、同50勝のガウスマンが軸だが盤石ではなく、救援陣も駒不足。大リーグ公式サイトでジ軍番記者を務めるマリア・グアダード記者は「山口は先発と救援の経験が豊富。ジ軍は春季キャンプでその多様性を見極める」と分析した。

 ▽日本選手の大きな背番号 田口壮は02年から所属したカージナルス、フィリーズ、カブスの全3球団で「99」を背負った。野茂英雄は現役最後に所属したロイヤルズ時代の08年に「91」。和田毅(現ソフトバンク)はカブス1年目の14年に「67」だった。05年ドジャースの中村紀洋、18、19年ダイヤモンドバックスの平野佳寿(現オリックス)は、いずれも「66」をつけた。

 ▽サンフランシスコ・ジャイアンツ 1883年にニューヨーク・ゴサムズとしてナ・リーグに参加し、1958年にサンフランシスコに移転。64、65年には日本選手初の大リーガー・村上雅則が所属し、新庄剛志、藪恵壹、田中賢介、青木宣親(現ヤクルト)もプレーした。ワールドシリーズ制覇はニューヨーク時代の5度を含む8度。本拠地はオラクル・パーク。

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