まだ26歳、老け込むには早すぎる! 二遊間にこだわる阪神・北條、ここからが本当の勝負

2021年06月03日 07:30

野球

まだ26歳、老け込むには早すぎる! 二遊間にこだわる阪神・北條、ここからが本当の勝負
<神・オ>7回1死一、二塁、併殺を奪って雄叫びを上げる北條。二走・吉田正(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神2-1オリックス ( 2021年6月2日    甲子園 )】 【記者フリートーク】今春キャンプの2日目、シートノックで北條が向かったのは一塁だった。本職は二遊間。ミットはもちろん借り物だ。自身のオプションを増やす利点はあっても、競争に参戦すらできない悔しさ。心中穏やかでなかった。
 その日の帰り際、声をかけた。「一塁守備やねんけど…」と聞くと、にらみとともに強い言葉が返ってきた。「そんなこと聞かないでください。出直してきてください!」。最後は笑っていたが、冗談のニュアンスは皆無だと感じた。帰りの車に乗り込む際に「クソッ」ともつぶやいた。

 まだ26歳。守備固めで良いわけがない。「どうやって試合に出るか必死に考えてます」。これは昨オフに発した言葉だ。この日、スタメン発表で「2番・北條」のコールを聞いた時、沖縄で見たあの悔しげな顔を思い出した。背番号26がやっと輝いた夜。これから意地を見せる。(阪神担当・遠藤 礼)

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