西武・平良 オリの猛追耐え開幕から37試合連続無失点 藤川球児の日本記録に王手「次も普段どおり」

2021年06月26日 18:17

野球

西武・平良 オリの猛追耐え開幕から37試合連続無失点 藤川球児の日本記録に王手「次も普段どおり」
<オ・西11>9回から登板する平良(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武3-3オリックス ( 2021年6月26日    京セラD )】 西武の平良海馬投手(21)が26日、オリックス戦(京セラドーム)に同点の9回から登板し、開幕からの無失点を37試合に伸ばした。プロ野球記録の06年に藤川球児(阪神)がマークした38試合にあと「1」と迫った。
 3-3で迎えた9回に5番手で登板。四球を許すなど1死一、二塁のピンチを招いた。それでも、続くロメロ、大城を続けて空振り三振に仕留め、勝ち越しを許さず。自身の無失点記録も伸ばした。

 試合後、平良は「いつもどおり特別なことは考えず、昨日と同じ気持ちで投げました。ゼロで抑えて帰ってこよう、ということに集中していました」と冷静。「どんな試合展開であっても、一発を浴びないように、甘いボールが行かないようにということを意識して、与えられた場所で精いっぱい投げるだけです」と淡々と語った。
 
 プロ野球記録を持つ藤川さんの印象を聞かれ「あまりプロ野球中継を観てこなかったので…特に自分から語れる内容はありません」と申し訳なさそうにしつつも「次の登板でも普段どおりを心掛けます」と力を込めた。

 平良は13日の中日戦(メットライフドーム)で開幕から32試合連続無失点のプロ野球新記録をマーク。開幕からに限らず連続無失点記録も着々と伸ばし、20日のロッテ戦では34試合連続無失点のパ・リーグ記録に並び、22日の楽天戦(メットライフドーム)で03年豊田清(西武)と14年比嘉幹貴(オリックス)を抜きパ・リーグの連続無失点新記録を達成した。またその活躍ぶりから東京五輪の野球日本代表にも選出。自身初の侍ジャパン入りも果たした。

【連続30試合以上無失点の投手】
藤川球児 38試合連続無失点(06年・阪神)
篠原貴行 37試合連続無失点(11年・横浜)
平良海馬 37試合連続無失点(21年・西武)
※開幕から連続無失点のプロ野球新記録
豊田清  34試合連続無失点(03年・西武)
比嘉幹貴 34試合連続無失点(14年・オリックス)
高橋聡文 31試合連続無失点(05年・中日)
ファルケンボーグ 31試合連続無失点(11年・ソフトバンク)
田島慎二 31試合連続無失点(16年・中日)
※開幕から連続無失点
嘉弥真新也 31試合連続無失点(18年・ソフトバンク)

おすすめテーマ

2021年06月26日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム