阪神首位返り咲きへ さあG倒3連戦 脅威の1、2番チカナカで先制パンチや!打って走ってカクRUN宣言

2021年09月03日 05:30

野球

阪神首位返り咲きへ さあG倒3連戦 脅威の1、2番チカナカで先制パンチや!打って走ってカクRUN宣言
打撃練習をする近本(撮影・平嶋 理子)   Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神ー中日(降雨中止) ( 2021年9月2日    甲子園 )】 阪神は2日の中日戦が降雨中止となり、3日から甲子園で0・5ゲーム差で追う首位・巨人との3連戦に挑む。後半戦最初のヤマ場で2005年以来のリーグ優勝に向け、再奪首を狙う3試合。今季の伝統の一戦はここまで15試合あり、先制したチームが11勝と先取点が大きなウエートを占める。6試合連続複数安打と絶好調の近本光司外野手(26)とリーグトップの22盗塁を誇る中野拓夢内野手(25)の1、2番コンビが突破口を開く。
 2日のヤクルト戦で首位を行く巨人がヤクルトと引き分けゲーム差は0・5のまま。勝負はまだ先だが、追う立場に変わった猛虎にとっては今後を左右する3連戦になる可能性も十分。今季の直接対決15試合中、11試合は先制したチームが勝利。先取点が大きくモノをいうだけに、リードオフマンの近本も並々ならぬ覚悟を示した。

 「強い相手ですし、いい投手も多いですが、自分は塁に出てホームに還ってくることが仕事。そのために1本でも多く、チームの勝利につながるヒットを打てるように」

 後半戦スタートとなった8月の月間打率は16試合で4割超え(・403)を果たし出塁率も・457。9月に入っても好調を持続し6試合連続複数安打で打率も今季最高の・311まで上昇。今、猛虎で最も勢いがある。

 「(自分の)数字がいいほどチームの勝利にも近づくと思いますが、あまり意識し(すぎ)ても結果にはつながらない。とにかく積極的に打ちにいく気持ちを持って打席に入りたい」

 対巨人はセ・リーグ球団相手に唯一2割台の打率・267だが、最後に対戦したのは7月11日。あの時とは状態も雲泥の差で、数字は度外視してもいい。

 近本の後を打つ中野も、背番号5に続かんとばかりに意気込む。「クリーンアップにつなぐのが自分の役割。なんとか塁に出て、近本さんと一緒にかき乱して、そこからどんどん相手にプレッシャーをかけていけられる攻撃ができればいい」。最近4試合16打席無安打で巨人戦の打率も・195だが、3日先発する戸郷には5打数2安打。何より、リーグトップの22盗塁を誇る足が相手にとっても脅威となるはずだ。

 「みなさんも、この一戦に注目してくれると思う。応援歌にもあるとおり、『強い気持ち』でこの巨人戦は特に、いつもより気持ちを込めて臨みたい」

 近本が快打で出塁し、中野が揺さぶりながら続いて、マルテらの中軸に回す――。矢野監督がいう「線」になれば、最高の攻撃ができる。舞台は10カード勝ち越しがない甲子園。不名誉な記録を止めるにおいても、これ以上ない相手。打倒巨人で首位に返り咲く。(阪井 日向)

 《逆転最大は2点差》今季の阪神―巨人は15試合で阪神7勝、巨人8勝。阪神は先制した7試合に5勝2敗、巨人は先制した8試合に6勝2敗で、両軍合わせて11試合は先制チームが白星を手にしており、先制点の重要度が高い。逆転勝ちと逆転負けはいずれも最大得点差が2点で、接戦の状態で進めていくことが重要になる。

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