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ロッテ・小島 直球入魂!!浦学13年V腕が後輩に快投で続いた6回零封「ストライク先行で」

2022年03月20日 05:30

野球

ロッテ・小島 直球入魂!!浦学13年V腕が後輩に快投で続いた6回零封「ストライク先行で」
<巨・ロ>浦和学院の後輩に続いた!!力投するロッテ先発の小島(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【オープン戦   ロッテ7―2巨人 ( 2022年3月19日    東京D )】 かつての甲子園球児たちが、センバツ開幕の日に輝いた。13年の春に浦和学院(埼玉)を優勝に導いたロッテ・小島和哉投手(25)は、19日の巨人戦で6回を3安打無失点。上々の仕上がりでシーズン前の最終登板を終えた。
 試合前、ベンチ裏では甲子園の中継が流れていた。13年のセンバツで浦和学院の2年生エースとして全国制覇を達成した小島は、テレビで流れる映像を横目で見ながら、登板前の準備を進めていた。

 「前回、真っすぐの力強さがあまりなかったのと、ちょっと(コントロールが)暴れていたので、ストライク先行で強い真っすぐを投げようとした」

 12日の西武戦では5回3失点だった。その反省を踏まえ、テーマを掲げたマウンドで最高の結果を残した。開幕前ラスト登板で、6回3安打無失点。85球と球数も少なく、試合後は「いい内容だったし、結果も出ている感じなので、ちょっとホッとしています」と胸をなで下ろした。

 母校の後輩たちの奮闘に続く快投だ。浦和学院の初戦突破の話題を振られると、うれしそうな笑み。甲子園初采配となった森大監督と高校時代は接点がなかったが、「大監督は早大なので」と高校、大学の先輩後輩となるだけに縁は深い。

 ただ、「試合が始まる前にテレビがついていたので、ちょっとだけ見ていました。次も頑張ってほしい」とエールを送る一方で、自身と同じ左腕・宮城が2安打完封したことには気づいていなかった。「その辺は、自分のことで精いっぱいだったので…」

 昨季チームトップの10勝をマークしたというのに、シーズン前の最終調整という緊張感に包まれていた。真面目で責任感の強い一面が見えた。

 25日からの開幕カード、楽天3連戦(楽天生命パーク)で佐々木朗と2人で2、3戦目を任される可能性が高い。「(一年の)1試合目が大事だと思うので、120%で入れたらなと思います。(佐々木朗のように)160キロは出せないので、イニングをしっかりと稼ぎたい」。左腕エースとしての自覚も十分だった。(横市 勇)

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