21世紀枠・丹生 大敗も充実感 エース井上「夏に甲子園に出られるように頑張る」

2022年03月24日 05:30

野球

21世紀枠・丹生 大敗も充実感 エース井上「夏に甲子園に出られるように頑張る」
<広島商・丹生>広島商に敗れた丹生ナイン(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【第94回選抜高校野球大会第5日第3試合・1回戦   丹生7ー22広島商 ( 2022年3月23日    甲子園 )】 大敗にも、笑顔は絶やさなかった。丹生(にゅう)の2年生エース左腕・井上颯太は、先発として2回、そして8回からの救援で2/3回を投げて計13失点。チームも21世紀枠ワーストの22失点を喫したが、「最後まで笑顔でやることが目標だった」と充実感をにじませた。
 打たれた分、打撃で意地を見せた。2回、3点劣勢を味方が追いつき、なおも2死一、三塁の好機で初球のカーブを強振。一時、勝ち越しとなる右中間二塁打を放ち、「ランナーを還して点数を取りたいと思っていた。初球から行こうと思っていた」と振り返った。

 部員27人全員が地元出身。降雪の影響で昨年11月中旬から2月下旬までグラウンドはほぼ使えなかったが、言い訳などはいっさい口にしない。「夏に甲子園に出られるように頑張りたい」。そう言って、前を向いた。

 ◯…丹生が広島商に敗れて初戦敗退。これで今大会の21世紀枠出場校は大分舞鶴、只見とともに3校すべてが初戦敗退となった。

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