巨人・菅野、球団新の開幕5勝目「勇人さんが戻ってくるまで先頭に立って引っ張る」 なぜかド緊張も2失点

2022年03月25日 22:14

野球

巨人・菅野、球団新の開幕5勝目「勇人さんが戻ってくるまで先頭に立って引っ張る」 なぜかド緊張も2失点
<巨・中(1)>お立ち台で笑顔を見せる(左から)ポランコ、大勢、菅野 (撮影・森沢裕) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2022年3月25日    東京D )】 巨人のエース、菅野智之投手(32)が今季開幕戦となった中日戦(東京D)に先発登板。6回で7安打を打たれながらも2失点とまとめ、通算108勝目となる今季初白星をマークした。開幕5勝目は別所毅彦、斎藤雅樹の4勝を抜いて球団新記録。
 5年連続、上原浩治を抜いて球団最多8度目の開幕投手となった菅野。2017年に最優秀バッテリー賞に輝いた盟友、小林誠司捕手(32)と昨年11月11日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ・ヤクルト戦(神宮)以来134日ぶりにバッテリーを組んで大役を務め、大きな勝利をつかんだ。

 開幕戦勝利の後、最初にお立ち台へ。2点リードの9回に新人ながら守護神を務める大勢が2死満塁のピンチを招いたシーンに触れられると「絶対抑えてくれると信じていたので。安心…はできなかったですけど…はい。ハラハラして見てました」とまずはちゃめっ気たっぷりに話してスタンドの笑いを誘った。

 8度目の大役。だが、「もう…8回の中で一番緊張して。どういうふうにマウンドに上がったかあんまり覚えてないんですけど、勝てて良かったです」と振り返り、なぜ今回が一番緊張したのかについては「なんでですかね。自分でもちょっとよく分かんないんですけど、オープン戦の結果も含めてなかなか…ファンの方も含めて自分自身も不安な部分があったので」と説明した。それでも「完璧に抑えられたわけじゃないですけど、最低限、試合はつくれたので。まぁ、いいスタートが切れたのかなと思います」と安どの表情を見せた。

 原監督が「最強バッテリー」と呼んだ盟友・小林とのバッテリーについては「急に決まったので」としながらも「ただ、誠司とは何回も…何百回も組んできたバッテリーなので。特別な話し合いはなくても大丈夫でした」とこれまで通り、変わらぬ信頼を寄せた。

 開幕5勝目については「本当にうれしいですし。ただ、僕だけの力じゃ達成できないので。本当にきょうも先制してもらって追いつかれて逆転されてしまって、そこからチームメートが追いついて追い越してくれたので。6回は絶対、なんとしてでも抑えてやるぞっていう気持ちで投げました」と振り返った。

 また、坂本勇人内野手(33)は左内腹斜筋筋損傷のため故障班に入り、レギュラーに定着した高卒2年目以降では初めて開幕戦を欠場。キャプテン不在での開幕戦白星となったが「きょう勝って喜んでくれていると思うので、なんとか勇人さんが戻ってくるまでチームがいい状態を保てるように、先頭に立って引っ張っていきたいなと思います」と最後まで頼もしいエースだった。

おすすめテーマ

2022年03月25日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム