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“8回まで完全”で降板はMLBでもカーショーら2人だけ 中日・山井コーチ「言えることは何もない」

2022年04月18日 05:30

野球

“8回まで完全”で降板はMLBでもカーショーら2人だけ 中日・山井コーチ「言えることは何もない」
07年日本シリーズ第5戦で8回まで完全投球していた中日・山井 Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ0―1日本ハム ( 2022年4月17日    ZOZOマリン )】 中日が日本ハムと対戦した07年日本シリーズ。3勝1敗の第5戦は1―0で9回を迎え、落合監督は右手中指のマメから出血しながら8回まで完全投球していた山井ではなく、最善策として守護神・岩瀬への継投を選択。継投による完全試合を達成した。
 ▼中日・山井2軍投手コーチ(07年日本シリーズで継投での完全試合を記録)これからどうなるのか。同じようなことをあと何回かやると思う。日米で注目されている選手。完全試合の凄い偉業を達成しているので自分が言えることは何もない。(指導者として)うらやましいし、自分もああいう強い投手をつくりたい。

 ▼元中日・岩瀬仁紀氏(山井氏との継投で9回を締める)規格外すぎて話にならない。2試合連続なんてありえない。規格外の“怪物”。小学生の中に高校生がいるようなレベル。自分のときとは状況が違うが、佐々木朗からしたら投げたかったと思う。ケガをされるのが怖いから大事を取ったのだろう。前回も完投して球数がかさんでいたし、味方も点を取っていなかった。仕方がない。

 ≪米でも珍しい完全直前降板 カーショーら2人だけ≫大リーグで完全投球を続けながら7回以降に降板した投手は2人しかいない。直近は13日のドジャース・カーショー。ツインズ戦で7回パーフェクト、80球で降板した。「正しい決定だ。続投によるケガのリスクは知る由もないが、全ては10月の野球のため」と長いシーズンを見据えた決断を支持した。もう一人は16年9月10日、ドジャースの左腕ヒルで、マーリンズ戦で7回パーフェクト、89球で降板。指のマメが原因となり、ヒルはまだ投げられると感じていたが「チームが何をすべきか分かっているし、監督も難しい決断だったと思う」と話した。いずれも指揮官はデーブ・ロバーツ監督だった。

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