中日・根尾 投手転向! 立浪監督「基本は投手。打つ方は気分転換」いざNEO二刀流

2022年06月14日 05:00

野球

中日・根尾 投手転向! 立浪監督「基本は投手。打つ方は気分転換」いざNEO二刀流
投手登録されることになった中日・根尾 Photo By スポニチ
 中日・根尾昂外野手(22)が投手に転向することが13日、分かった。立浪和義監督(52)が札幌から名古屋への移動前に報道陣に対応し、17日のリーグ戦再開から投手主体で起用する方針と投手登録への変更を明言した。
 「根尾は次のカードから投手登録にします。代打で出ることもあるかもしれないが、基本は投手でやっていく方針」。当面は1軍で中継ぎ起用し、投げない日は代打、代走、守備固めなど野手の控えとして待機。「打つ方は気分転換に」と軸足を投手に移すことを強調した。

 「投手の方が能力が生きるんじゃないかなと。そこが一番。本人も納得してやってみたいという話だった。外野はライバルが多いし、遊撃は本人も課題が多いと。だったら、投手でいってみるかという話になった」

 4年目の今年3月に内野から外野へ登録が変わり、主に外野の控えとして26試合で打率・211。投手としては2度の救援で2回を投げて2安打無失点、最速150キロを計測していた。

 大阪桐蔭では遊撃手と投手の二刀流で活躍し、特に選抜大会では17、18年に優勝投手。「いきなり投げて150キロのスピードが出る。あの状況でもある程度ストライクが入る。将来的には先発を目指してほしい。球数を増やしていきながら、最後の方で1回でも2回でも投げられれば」と期待を寄せた。(中澤 智晴)

 ◇根尾 昂(ねお・あきら)2000年(平12)4月19日生まれ、岐阜県飛騨市出身の22歳。小2から野球を始め古川中3年時に「NOMOジャパン」入り。スキーのスラロームで全国優勝し、国際大会出場。大阪桐蔭では1年夏からベンチ入りし、2年春から4季連続甲子園出場。遊撃手兼投手で2年春、3年春夏に優勝。高校通算32本塁打。18年ドラフト1位で中日入り。1メートル77、82キロ。右投げ左打ち。

 ▽野手から投手への転向例 遠山奨志は阪神、ロッテで投手、10年目の95年に野手転向。98年から再び投手となった。オリックスでは嘉勢敏弘、萩原淳、今村文昭がいずれも1軍で野手出場して安打を記録し、以降に投手転向。現役では外野手として16年育成ドラフト1位で入団した張奕が18年から投手に転向し、通算37試合4勝9敗3ホールド。また、日本ハム育成の姫野は外野手として入団し、昨年6月に投手に登録変更された。

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