阪神・佐藤輝 さらなる飛躍へ語った4番の決意 得点圏打率向上へ「何か変えないといけない」
2022年06月14日 05:30
野球
「チャンスでは今も打てていないというのはあるので、今後に向けては対策というか、何か変えないといけないとは思っています」
――4番定着後、メンタル面での変化は。
「しっかり結果を残していかないといけないと、去年より感じています」
――6月に入って5番の大山が絶好調。4番として打線をけん引するために必要なことは。
「やっぱりチャンスで打つということですね。チャンスでしっかり打って、点を取って試合に勝つのが理想だと思うので、そこは頑張りたいです。(大山選手の活躍は刺激に?)もちろん。自分も打ちたいというのはあります!」
――5番の前、4番を打っていて感じたことは。
「(相手投手が)今の大山さんに(打順を)回したくないというのがあると思います。やっぱり(大山選手の好調時と不調時では自分への)配球が多少は変わってきたのかなと思います」
――ヤクルト・村上、巨人・岡本和、DeNA・牧ら他球団の4番から刺激を受ける部分はあるのか。
「刺激というか、強いチームにはそういう中心となる選手がいると思います。そういう選手に自分もなれるようにやっていきたいと思います」
――空振りも少なくなり、ボール球を振らなくなった。逆にストライクゾーンは積極的に振っている。
「やっぱり、その中でも甘い球を一発で仕留められるというのはもっとできるんじゃないかなと。そこ(一発で仕留めること)は今後のポイントかなと思っています」
――1年目と比べて相手の攻め方も変わってきているのか。
「インコースが多いのは、去年と変わっていないのかなと思いますけどね。やっぱり交流戦の時は変わったりとか、試合によっては全然違う配球で攻めてきたりとか、そこは試合中にアプローチを変えたりとかしたりしながらやってます」
――オフに取り組んだ打撃フォーム改造が奏功しのか。
「ヒットは10試合連続とかあったと思うんですけどね。長打を打たないと話にならないんでね。そこ(長打)はもっと増えてくるといいなと思います」
――ここまでの13本塁打で印象的な一発は。
「(ZOZO)マリンで打った9回の一発(5月27日のロッテ戦で益田からバックスクリーンへ決勝弾)は、点を取れていない中で出た一発だったので印象に残っています」
――今季は全試合出場。ここまでを振り返って。
「最近は打てていないというのもありますけど、(英語で)so soって感じですね(笑い)」
――11日のオリックス戦の試合前練習で、藤井康1、2軍巡回打撃コーチを交えて吉田正と話し合い。
「藤井(打撃コーチ)さんとの話の中で吉田さんと僕は(4スタンス理論が)タイプが一緒なので、どういう感覚で打っているのかなと。そういう(両者の助言)のを取り入れながら徐々に良くなってきたのかなとは思っています」
――左の強打者・掛布、金本が苦戦してきた甲子園。2年目で感じてる部分は。
「ホームランはなかなか出ないなというのは感じてます」
――去年は甲子園で8本塁打。今年はここまで3本だが、目標。
「10本くらい打てればいいかなと思います」
――内角攻めが多いから左翼へ流すホームランが打ちにくい。
「特に甲子園なんかはインコース攻めが多くなるので、内角とか狙ったりはしますけど。それはその時の調子次第で、狙えると思えば狙いますし、その時の感じですね」
――昨季は後半戦苦戦。今年はそうならないような技術や自信はあるか。
「それはやってみないと分からないですけど。去年と同じ感じにはならないように、何とか頑張りたいとは思いますけどね」
――仮に球宴に選ばれたとして、交流したい選手は。
「去年は(DeNA)牧がいなかったんで。今年は選ばれると思うんで、凄い成績を残していますし、ゆっくり話す機会も今まで無かったんで、楽しみです」
――5日の日本ハム戦で「キモティー」と。G・G・佐藤のセリフと知って使った。
「そうですね。だからといって特に意味はないんですけど(笑い)。一番最初に頭の中にキモティーって出てきたんで、それを言っただけです(笑い)。(本家はもっと使ってほしいと)キモティーってなったら使います」
――西武戦では山川からバットをねだられていた。
「あれはバットを飾りたいからくれよって言われて。今のあの状況でバットを試すとかありえないと思うんで。まあまあ普通に、お渡ししました(笑い)」
――交流戦最終盤で状態が復調気配なのは大きい。
「チャンスでしっかり打てたのでね、今後もしっかり続けていきたいなとは思っています」
【阪神新人では岡田彰布以来の新人から2年連続50打点へ】佐藤輝は今季、大山に次いでチーム2位の38打点を記録。阪神選手の新人から2年連続50打点到達となれば、80、81年の岡田彰布以来41年ぶりで、左打者では初の快挙となる。
リーグ戦再開後の初戦となる17日の相手は、チーム別最高の打率・407を誇るDeNA。同戦では前回7日の日本ハム戦で史上85人目のノーヒットノーランを達成した今永が先発予定だ。今季は対戦がないものの昨季は3打数1安打。さらに弾みをつけるうえでも絶好の相手だ。
また、昨季も交流戦明けの巨人との3連戦(6月18~20日)では11打数5安打、2打点、2本塁打と聖地で大暴れした。「状態をもっと上げていけるように、しっかり練習をして、再開に向けて頑張りたい」。12日のオリックス戦では6月初のアーチを放つなど、自己最多の6打点と躍動。節目であり、通過点とも言える50打点到達は時間の問題だ。
おすすめテーマ
2022年06月14日のニュース
特集
野球のランキング
-
首位に7ゲーム差の巨人・原監督「ギアがあるならサードくらいに入れないと」
-
巨人・ビエイラが8回の男 桑田コーチ「それだけのボールを投げられるようになってきた」
-
巨人の3年目捕手・山瀬「投手の人生がかかってくる。責任を感じながら」
-
巨人・中田が1軍合流「自分なりに精一杯やっていけたら」
-
-
落合博満氏 交流戦MVPのヤクルト村上「力があるっていうことですよ」若き4番に期待すること
-
高校野球・夏の兵庫大会組み合わせ決定 宣誓は春覇者の報徳学園主将
-
ロッテ 荻野と高部の1番併用案 井口監督「どっちを固定するとかはないと思う」
-
ブレーブスが12連勝 5本塁打でナショナルズに9―5もアルビーズが左脚を骨折
-
デビューから17勝3敗の好成績は先発投手で51年ぶり 好投続けるブルージェイズの巨漢右腕マノア
-
広島・大瀬良が1軍再合流 17日からのヤクルト3連戦で先発見込み
-
メジャー通算354勝のクレメンス氏の四男コディーがメジャー初安打 父も「おめでとう」
-
パドレス・ダルビッシュ 雨ニモ、風ニモマケズ6勝目 安定感抜群の8回5安打1失点
-
ヤクルト 高津監督の続投発表、新たに2年間の契約延長「全力を尽くして頑張る」
-
ロッテ 新助っ人オスナが1軍練習に合流 メジャー通算155セーブ 21日にも1軍昇格
-
コロナ、豪雪…日本ハム新球場建設までの困難 大林組・竹中所長「世界がまだ見ぬボールパークを造ると」
-
吉見一起氏 根尾の投手転向に「楽しみ」と期待も「やらなきゃいけない」と指摘した課題とは?
-
打てなくてもアストロズの捕手はマーティン・マルドナド、その理由は。
-
【スポニチ潜入(6)近大・久保玲司】最速151キロ左腕 持ち味は独特フォーム&制球力&ギャップ
-
理由は一つ…担当記者が見たエンゼルス・マドン前監督の早期解任の理由
-
エンゼルスにフィットする選手はこの2人 MLB公式サイト トレード市場で価値上昇の選手を特集
-
【スポニチスカウト部(17)】日本製鉄鹿島・大津 新武器ワンシームで急成長
-
日本ハム吉田輝星 故郷・秋田で先発!21日楽天戦 金足農旋風から4年…県大会決勝以来の登板
-
ヤクルト・高津監督続投!交流戦Vで異例の早期決定 新たに2年契約
-
ヤクルト・高津監督が為し得る「勝利と育成」の両立
-
ヤクルト村上 球団初交流戦MVP!全18戦4番でフル出場し打率・351、6本塁打、13打点
-
中畑清氏 独走状態のヤクルトにセ5球団「包囲網」を
-
ロッテ・朗希 22日の西武戦で登板も 最優秀バッテリー賞を松川と2カ月連続受賞
-
阪神・青柳&梅野 2カ月連続で最優秀バッテリー賞受賞 光る安定感が評価
-
巨人・菅野 首位・ヤクルト追走ローテだ!17日→24日で先発へ
-
巨人・原監督「左のセットアップがもう1人欲しい」2軍調整中の高木や戸根らに期待
-
DeNA・今永が札幌D初ノーノー達成を自己解析 快挙の裏にドームの「湿度」と「広さ」生かした直球勝負
-
DeNA・三浦監督 「佐野・1番」継続示唆「いい感じで機能している」
-
ここぞの一発増やしたい日本ハム パで本塁打最多も殊勲本塁打の割合は最低
-
楽天・ギッテンス 6月中に実戦復帰も 左手首骨折で離脱中
-
楽天・マー君「金曜日の男」に リーグ戦再開に合わせローテ再編
-
西武先発ローテ再編 ルーキーの隅田&佐藤を2軍で調整へ 辻監督は「先のことも考えないと」
-
阪神・佐藤輝 さらなる飛躍へ語った4番の決意 得点圏打率向上へ「何か変えないといけない」
-
阪神・大山“初タイトル”交流戦「日本生命賞」 リーグ戦も「もっと上を目指してチーム一丸で戦う」
-
阪神・矢野監督「ヤギでいくのは当たり前」絶対的エース青柳に、“2度目”の開幕指名
-
阪神・藤浪 先発で再調整のため抹消 中継ぎ要員で5戦連続無失点も
-
阪神・岩崎“リフレッシュ”抹消 交流戦7Sとフル回転の守護神に休養を 代役は湯浅が濃厚
-
【若トラ駆ケル】阪神・江越 理想のフォームを求め試行錯誤「もっと突き詰めて」課題の打撃克服だ
-
7・18開幕都市対抗32チーム出そろった!初出場はロキテクノ富山 ENEOSが最多52度目
-
聖光学院 逆転勝ちで4年ぶりV!エース・佐山 右足痛も好救援
-
東北 逆転負け…「二刀流」伊藤 直球狙い打たれ反省4失点
-
オリ・杉本に日本生命賞 交流戦首位打者もリーグ再開へ「もう一度気を引き締めて」
-
オリ・吉田正 17日先発復帰へ意欲「もう一回スタートする気持ちでいけたら」
-
オリ・由伸 特殊詐欺被害ゼロへ一役 地元・岡山県備前市の啓発ポスターに登場
-
横須賀擬宝珠 地元愛で旋風を
-
中日・根尾 投手転向! 立浪監督「基本は投手。打つ方は気分転換」いざNEO二刀流
-
中村武志氏 中日・根尾、投手登録に「集中できる環境整ったベターな判断」
-
広島・宇草 外野レギュラー奪取必ず!「いいイメージを積み重ねていきたい」
-
広島「8回の男」森浦独白!14戦連続無失点の要因はチェンジアップ「内角突けている」
-
ソフトB・今宮「いかに塁に出るか意識」天敵・楽天撃ちで初の打撃タイトル加速!17日から首位攻防
-
カブス・誠也の復帰に遅れ 「治った。出してくれ」アピールも指揮官「85~90%の状態」
-
マドン・エンゼルス前監督、モヒカン披露できず…チーム鼓舞のために髪型変更も解任決定で
-
エンゼルス・大谷 “ネビン監督代行流”休養日 今季2度目の欠場 前監督と異なり出場は球団管理に