渡辺謙、ドジャース・エンゼルス戦で始球式 大谷翔平への期待「想像を超える活躍…楽しみ」

2022年06月16日 11:00

野球

渡辺謙、ドジャース・エンゼルス戦で始球式 大谷翔平への期待「想像を超える活躍…楽しみ」
<ドジャース・エンゼルス>試合開始を宣言する渡辺謙(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は15日(日本時間16日)、敵地でのドジャースとの交流戦に「3番・DH」で出場する。相手先発アンダーソンは今季7勝0敗と絶好調だが、大谷は3打数3安打1本塁打と打ち込んでいる。
 大谷は16日(同17日)のマリナーズ戦先発を翌日に控え、試合前にブルペンで変化球を交え30球の投球練習を行った。

 この試合は「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と題され、ハリウッド映画でも活躍する俳優の渡辺謙(62)が始球式を行った。渡辺は背番号「16」で背中に「WATANABE」と入ったド軍のユニホームを着用。力強い投球フォームから放たれた白球は、ワンバウンドで捕手役を務めたド軍のデーブ・ロバーツ監督のグラブに収まった。その後、熱いハグを交わした2人。渡辺は試合開始の時をグラウンドで迎え「It's time for Dodger baseball!」とお決まりのフレーズから「Come on!」とアドリブも交えて叫び、プレーボールを宣言。試合を見守り、ド軍得点時には拍手を送るなどベースボールを楽しんでいた。

 ドジャースタジアムの左中間スタンド裏側に設置される「パビリオン」には、この日から150年にも及ぶ日米の野球の歴史が展示された。戦前に米国で使用された日本人が作った木製のホームベースや日系人選手が使用したキャッチャーマスク、95年にドジャースでデビューし日本人メジャーリーガーの先駆者として日米通算201勝を挙げた野茂英雄さんが使用したスパイク、03年のオールスターでイチロー(当時マリナーズ)が使用したバットなど数々のお宝が展示されている。


 記念式典に参加した渡辺謙さんの主な一問一答は以下の通り。

 ――始球式を行う気持ち。
 「始球式っていうだけではなくて、こういう『ジャパン・ヘリテージ・ナイト』っていうのに、観戦することもうれしいですし、こういう形で参加することもうれしいですし、何よりも今、一番注目されている対エンゼルスっていうところが、今日のベストマッチだという風に思っています。とりあえず、始球式の緊張が終わったら、楽しく野球を観戦したいと思います」 

 ――ジャパン・ヘリテージ・ナイトに対するお気持ちは。
 「野球ってやっぱり国技だと思うんですよね、アメリカにとってもね。そういう中で、こうやってジャパンをフィーチャーしてもらえる。もちろんジャパニーズプレーヤーも来てますけど、そういう意味では、ちゃんと日本を受け入れてくれているメジャーリーグだなっていうのを改めて感じる1日だと思うんですよね」

 ――大谷の活躍について。
 「ちょっと、普通の想像を超える活躍だと思うんですけど、でも今年はいろいろ、苦労もされているし、いろいろ波があると思うんですけど、とりあえず故障せず、シーズンをしっかり乗り切れば必ず、ある程度の結果、成果は残してくれるプレーヤーだと思っているので、楽しみです」

 ――日本ではタイガースファン、アメリカではドジャースファン、今のチームの好調を見て。
 「うれしいですよね。ここ何年かずっとプレーオフも出てますし、ワールドチャンピオンにもなっているので、そういう戦力もあると思うし、ただやっぱり、ウエスト(西地区)結構強いんで、基本僕はいいゲームをして欲しいです。どの応援しているチームでも、いいゲームをして、最終的に上にいて欲しいというのがファンとしての気持ちですね」

 ――渡辺さんはハリウッドで、大谷選手はメジャーで。最高峰の舞台で戦っている。
 「いや~まぁ、似たようで非なるものですから、そんなにどうこう言えないんですけど、ただやっぱり、未知なるものにずっと挑戦し続けるということに関してはすごく、シンパシーを感じますし、その中でいろいろ、いい時もあれば、悪い時もあると思うんですよね。シーズンも長いですし、僕らも撮影長いので。そういう中でコンディショニングや、メンタリティや、いろんなことを含めて、頑張って挑戦し続けるっていうことは、やっぱりすごいなと思います」 

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