福島敦彦氏 県岐阜商の下級生にはこれ以上ない経験 この1試合を次につなげてほしい

2022年08月10日 04:00

野球

福島敦彦氏 県岐阜商の下級生にはこれ以上ない経験 この1試合を次につなげてほしい
<社・県岐阜商>甲子園を後にする県岐阜商ナインにスタンドから大きな拍手が贈られる(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦   県岐阜商1―10社 ( 2022年8月9日    甲子園 )】 【福島敦彦の迫球甲子園】県岐阜商は集団感染で大量のメンバー変更を強いられたが、試合をできたことが何よりだ。地方大会を勝ち抜き甲子園出場を決めただけに、試合する機会がなくなることが一番良くない。岐阜大会決勝を戦った主力で残ったのは主将の伊藤君ら3人だけ。大敗は悔しいだろうが、一方で新たに登録された池田君や森君の両1年生投手をはじめ下級生には、これ以上ない経験になったはず。この1試合を次につなげてほしい。
 昨年は宮崎商と東北学院が大会期間中に辞退し今春選抜でも大会前に京都国際、大会期間中に広島商が辞退した。経験を生かし今夏は少しでも甲子園で試合を、の思いから主催者側も新たな取り組みを始めた。一日も早い終息を願う一方で、コロナ下が続く可能性も否定できない。この夏の経験も生かし、より試合ができる策を考えてもらえればと思う。

 初出場の社は、聖地独特の雰囲気に加え、違う重圧も感じながら自分たちの野球を実践した。楽しみな存在だが、次戦で力が試されることになるだろう。(報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)

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