落合博満氏 死球は「狙われたら動けない。死活問題」 頭部への危険性も言及

2022年08月31日 17:05

野球

落合博満氏 死球は「狙われたら動けない。死活問題」 頭部への危険性も言及
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が31日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「100の質問 野球編」で死球に対する考えを明かした。
 「打者にとってのデッドボール、落合さんにとってデッドボールとはどのようなものですか?」と質問された落合氏は「狙われたら動けないよ」と避けるのは難しいとし「で、死活問題」と答えた。

 その理由について「1個のデッドボールで人生をダメにする、した選手もいるしね。だから避けて通れれば1番いいんだろうけども、投げるピッチャーも必死に抑えようと思って投げてくるわけだから。それですっぽ抜けて当たるっていう。だから死活問題だよ、デッドボールは」とした。

 そうした危険がある中でも「(出塁狙いで)当たってく人がいるしね。ハハハハハ」と貪欲に出塁を狙う度胸に笑いがこぼれた。また「だから頭以外だったらなんとかねぇ、骨折で済むけども。頭っていうのは、その後の人生において生活できなくなるようなこともなくはないだけにね。だから、そこ(頭)だけは暗黙の了解で避けてくれよって言うんだけども、得てしてそこに抜けてくるピッチャーってのは結構多かったっていうことだよね」と頭部への危険性についても言及した。

 デッドボールの瞬間については「余裕はない」と、瞬時に反応して体に当たる箇所を変えるのは難しく「当たったらどこに当たるか。“ここに当たったら”っていう、そこまで時間はないと思う」とした。それでも「ただ体を丸めちゃうっていうのはあると思うよ」と体が反射的に丸まる時もあると語った。

 また、その後の質問で「インハイの速い球に目付けをしていた理由を教えてください」と聞かれると「頭に来るデッドボールを避けるため」と頭部への投球に備えていたことも明かした。

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