メッツ・エプラーGM常勝球団作りへ 現状のチームを「とても良いレシピ」と高評価

2022年10月15日 10:22

野球

 メッツのビリー・エプラーGM(47)が14日(日本時間15日)本拠地シティフィールドで今季総括の記者会見。「シーズン101勝はそうそうあることではない。とても特別なシーズンだった」と話した。
 6月1日にナ・リーグ東地区で2位に10・5ゲーム差を付けながら終盤にブレーブスに首位の座を明け渡し、ワイルドカードシリーズではパドレスに敗れ、終わり方は良くなかった。だが就任1年目のGMは肯定的に振り返る。エプラーの目標は、毎年優勝争いに加わる常勝球団作り。大富豪のスティーブ・コーエンオーナーがバックにいて、今季のサラリー総額は約3億ドルとメジャートップだが、常勝球団はFA市場だけでは作れないと説く。「現状を言うと、スティーブはお金の面で支えると言い続けてくれている。我々の目標は毎年優勝争いに加われる持続可能なチームを作ること。お金はその橋渡しにはなるが、それだけで十分とは思っていない。若手を育成するしっかりした内部組織を作り上げないといけない。モデルとなる球団もあり、そうなるよう努力している。とはいえ、そこまで行くには時間がかかる」。組織作りをしながら世界一も目指す。このオフ、ジェイコブ・デグロム、エドウィン・ディアス、ブランドン・ニモなどがFAとなる。デグロムとは最終戦の試合後に話した。「彼は我々の気持ちを知っているし、我々も彼の気持ちを知っている。シーズン中から良い話し合いができているし、良い関係ができている」と再契約に自信を見せる。

 昨オフ、エプラーがFA契約したマックス・シャーザー、スターリング・マルテ、マーク・キャンハ、エデュアルド・エスコバルは全員複数年契約で、来季もチームに残る。この4人はメッツの16年以来のポストシーズン進出に大きな助けになった。エプラーGMは常勝球団作りへの過程で、今いるメンバーはとても良いレシピになっていると評価する。「将来殿堂に行くであろう投手が2人もいて、打線は出塁率で2位で、得点で5位タイだった。レシピとしてはとてもいい」と話していた。

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