侍「第2先発」が世界一のカギ 1次L球数制限65球 高橋宏、宮城、戸郷、高橋奎の適性チェック

2022年11月05日 05:00

野球

侍「第2先発」が世界一のカギ 1次L球数制限65球 高橋宏、宮城、戸郷、高橋奎の適性チェック
グラウンドを後にする栗山監督 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 初陣を前に、侍ジャパンの栗山監督は改めて「第2先発」の適性を試す方針を示した。来年3月のWBC本番を見据え、重要課題の一つ。世界一奪回の鍵を握るポジションとも言える。
 「先発と2人目まで短いイニングでつなぐのは、WBCの球数制限においてのもの。先発と2番目の投手は広く見させてもらう」。5日の日本ハム戦は先発石川から高橋宏へつなぐ予定で、高橋宏は「どの試合、どのポジションでも投げられるようにしていく」と話した。2戦目以降も宮城、戸郷、高橋奎が2番手で登板する見込みで、いずれもシーズンでは先発の柱を任されている投手だ。

 WBC本番の球数制限は、17年の前回大会と同様に1次ラウンドが65球、2次ラウンド(準々決勝)が80球、準決勝・決勝95球となる見込みで、特に球数が少ない1次ラウンドにおける第2先発の役割は大きい。加えて1次ラウンドでは、日本は3月9日から4連戦。先発投手とともに、第2先発も4人必要になる。「ジャパンが勝つために必要な要素をやってもらう、結果を残してもらう」と栗山監督は説明した。

 先発からの流れを引き継ぎ、または先発が不調の場合は流れを変える役割も担う第2先発。4投手の結果と内容が注目される。(秋村 誠人)

 ▽WBCでの第2先発 06年は清水、渡辺、薮田、藤田のロッテカルテットや和田毅(ソ)が主に2番手で登板。09年は杉内(ソ)が全9試合中5試合に救援登板し連覇に大きく貢献した。うち4試合が2番手だった。13年は摂津(ソ)、能見(神)らが担当。17年には千賀(ソ)が準決勝の米国戦など3試合にリリーフで登板し、2回ずつ投げた。第2ラウンドのイスラエル戦では先発を務めるなどフル回転だった。

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