日本ハム・杉谷 引退試合、打席直前で中継終了「俺らしいな」も両軍総出で胴上げ

2022年11月06日 06:00

野球

日本ハム・杉谷 引退試合、打席直前で中継終了「俺らしいな」も両軍総出で胴上げ
<侍・日>侍ジャパンナイン、日本ハムナインに胴上げされる杉谷 (撮影・光山 貴大)  Photo By スポニチ
 【侍ジャパンシリーズ2022   日本ハム4―5日本代表 ( 2022年11月5日    東京D )】 今季限りでの現役引退を表明した日本ハム・杉谷は“らしさ”全開で14年間の現役生活に別れを告げた。7回無死一塁から代打で登場したが、地上波のテレビ中継は午後3時半まで。打席直前に放送が終了し「“うわ、俺らしいな”って。連絡来ていましたよ。みんなから“おい!”って」。高橋宏の149キロ直球に右飛に倒れ、ベンチでは新庄監督ら仲間からねぎらわれて涙を流した。
 試合前の打撃練習では、ベルーナドームのアナウンスを務める西武球団職員の鈴木あずささんがサプライズで登場。「ざわめくハートを持て余している全国の杉谷拳士ファンの皆さま。その人気は今や侍ジャパンを超え、球界大注目の皆さまの杉谷拳士選手がただ今、最高に前向きにバッティング練習を行っております。今日は最後のチャンスです。よろしければご注目ください」などと最後の「いじり」を披露した。

 試合後には日本ハム勢に加えて12~21年に指導を受けた恩師の侍ジャパン・栗山監督、代表選手らがマウンド付近へ駆けつけ、豪華すぎる胴上げで5度宙を舞った杉谷。最後は12球団のファンが集まった東京ドームを1周し、「自分の歩んできた道が間違っていなかったんだなと、実感する一日になりました」と感謝した。

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