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西武ドラ1、早大・蛭間バックスクリーン弾 今季1号含む3安打2打点

2022年11月06日 05:10

野球

西武ドラ1、早大・蛭間バックスクリーン弾 今季1号含む3安打2打点
<慶大・早大>6回1死、2ランホーマーを放ち生還後、吉納(左)とタッチする早大・蛭間(右)=撮影・郡司 修 Photo By スポニチ
 【東京六大学野球・最終週第1日   早大5ー4慶大 ( 2022年11月5日    神宮 )】 早慶戦の1回戦が行われ、早大が5―4で慶大に逆転サヨナラで先勝した。西武からドラフト1位指名を受けた蛭間拓哉外野手(4年)は今季1号の2ランを放つなど3安打2打点。20年秋に優勝に導く2本のアーチを放った「早慶戦男」が真価を発揮した。きょう6日も慶大が敗れれば首位・明大の春秋連覇が決定。勝ち点獲得で2季ぶりの優勝となる慶大は負けられない。
 やはり大舞台に強い。1―0の6回。蛭間のバットから快音が響く。バックスクリーンへの2ラン。秋晴れの空に右拳を突き上げた。2年前の伝説を再現した主砲は「早稲田は慶応に負けてはいけない。早慶戦に特別な思いがある」と言った。

 エース・早川(現楽天)を擁した20年秋に早慶戦で2戦連発。2戦目の決勝弾もバックスクリーンだった。2年の時を経て迎えた自身にとって最後の早慶戦。2万2000人が訪れた試合で、8回は三塁打を放つなど3安打2打点と躍動した。

 西武からドラフト1位指名された主砲の今季1号で士気が高まったチームは、優勝を狙う相手に3―3で迎えた9回に1点を勝ち越されたが、直後の攻撃で2死満塁から2番・松木の右前打で逆転サヨナラ勝利。小宮山悟監督は「素晴らしい試合。選手を誇りに思います」とかみしめた。

 蛭間は通算13本塁打のうち5本を慶大戦で記録。この日の3安打を加えても今秋は打率・219と苦しんでいるが「明日(6日)も勝って集大成にしたい」と誓う。勝ち点の懸かる2回戦もフルスイングで白星をつかむ。(柳内 遼平)

 ▼西武・竹下潤スカウト 改めて彼の実力を確信した。こういう場面(早慶戦)で結果を出せるのは、さすがドラフト1位の選手です。

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