ヤクルト・村上 「村神様」を超える!連続3冠王も60発超えも全部狙う「達成できるように頑張る」

2022年12月16日 05:30

野球

ヤクルト・村上 「村神様」を超える!連続3冠王も60発超えも全部狙う「達成できるように頑張る」
球団主催ゴルフ懇親会でヤクルト・奥村(右)とカートで移動する村上はアロハポーズ Photo By スポニチ
 村上が「村神様」を超える――。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が14日(日本時間15日)、記録ラッシュを来季の目標に掲げた。今季は史上最年少での3冠王、日本選手最多の56本塁打、5打席連続本塁打など、数々の記録を打ち立て、リーグ2連覇の立役者となったスラッガー。優勝旅行先のハワイで、さらなる「無双」の活躍に向けて誓いを立てた。
 常夏の地でゴルフを楽しんだ後、さらりと言い切った。村上が、「あまり意識していないですけれど」と前置きしつつも、来季の記録ラッシュを堂々宣言した。

 「達成できる記録は達成できるように頑張ります」

 今季は「3割、40本、100打点」を掲げて臨み、打率・318、日本選手最多を更新する56本塁打、134打点で史上最年少22歳で3冠王を獲得。「村神様」は新語・流行語大賞を受賞したが、そんな22年の活躍をさらに上回る考えでいる。

 来季も多くの記録に期待がかかる。まずは史上最年少200本塁打だ。残り40本。100号、150号も清原和博の持つ記録を塗り替えたが、来季中に達成すれば、またも清原の24歳10カ月を抜く史上最年少記録となる。

 「40」の先には、日本記録のシーズン60本塁打超えへの期待が高まる。今季は55号から60打席足踏みし、シーズン最終戦の最終打席で56号。「50号を打ったあたりに、あと5本、王さんに並べるくらいのホームランを打てればいいかなという目標を立ててしまった。もっと自分に期待して60号、61号を目標に立てておけば、また違う結果が生まれたのかなと。後悔ですね」と振り返っていた。来季は再挑戦の年となる。

 ノルマに設定する「キャリアハイ」を実現すれば、2年連続の3冠王も現実味を帯びる。過去の達成者は王貞治(73、74年)、落合博満、バース(いずれも85、86年)の3人だけ。「速い球に対応したい」と今季導入した先端をくり抜き、操作性の上がるタイ・カッブ型のグリップエンドのバットを原則的には継続使用する方針だ。守備への意識も高く、今季も時には遊撃でノックを受けるなどして守備力は年々向上。初のゴールデングラブ賞受賞にも並々ならぬ思いを秘める。

 初めて訪れたハワイを「やっぱり海がきれい。そこが一番」と満喫。オンとオフの切り替えのうまさも村上の非凡さで、バットは来年1月から握る予定だ。「ご褒美でハワイに来られるように」。チームの勝利に貢献するために打つ。若き主砲はその先に、球団史上初の3連覇と再訪を思い描いている。(青森 正宣)

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