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ロッテ・高部プラス40盗塁で新スピードスター 前年「4」以下から4人目

2022年12月22日 04:55

野球

ロッテ・高部プラス40盗塁で新スピードスター 前年「4」以下から4人目
今季44盗塁で盗塁王を獲得したロッテ・高部 Photo By スポニチ
 【データで振り返る22年12球団記録レビュー】新たなスピードスターの誕生だ。今季3年目の高部(ロ=25歳)は44盗塁をマーク。自身初の盗塁王を獲得した。昨年の4盗塁からは一気に40盗塁の増加。新人でいきなり40盗塁以上は97年小坂誠(ロ=56盗塁)、52年佐藤孝夫(国鉄=45盗塁)、53年鈴木武(近鉄=40盗塁)と3人いる。一方で高部のように入団2年目以降に40盗塁以上増やしたのは16年に糸井嘉男(オ)と金子侑司(西)がそろって前年11盗塁から53盗塁して以来14人目(15度目)で球団初。前年4盗塁以下からでは70年福本豊(阪急)が4盗塁から75盗塁と大幅に増やして以来52年ぶり史上4人目になった。
 また、ロッテでシーズン40盗塁に乗せたのは11年岡田幸文(41盗塁)以来7人目(10度目)だが、25歳シーズン以下では97、98年小坂誠、05年西岡剛に次ぎ17年ぶり3人目(4度目)だ。チームでシーズン40盗塁以上の選手の点差別盗塁数を出すと、高部は3点差以上の場面で唯一1桁の7盗塁と控えめ。半面、2点差以内で37盗塁と緊迫した場面での盗塁が多くチーム貢献度は高かった。それでも2点差以内での盗塁成功率は・787(成功37、失敗10)だったが、3点差以上では7度試みて全て成功。来季は接戦時の精度を上げるとともに、点差の開いた場面でも貪欲に先の塁を狙いたい。(記録課・宮入 徹)

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