巨人・岡本和 世界一奪還へ外野もやる! 一、三塁以外も「ある程度守れる。自分の強み」

2023年01月24日 05:20

野球

巨人・岡本和 世界一奪還へ外野もやる! 一、三塁以外も「ある程度守れる。自分の強み」
ナイキのハットをかぶってキャッチボールをする岡本和(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 巨人・岡本和真内野手(26)が23日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開した。侍ジャパンのメンバーに内定している3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、本職の三塁だけでなく一塁、さらに外野守備への意欲も口にした。巨人で不動の三塁手を務める大砲が、09年の第2回大会以来14年ぶりの頂点を目指すWBCでは、「ユーティリティー侍」として貢献する覚悟だ。 
 2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した「若大将」が、万能侍になる。「WBCでプレーするのはずっと目標でもあった。大きい国際大会でプレーしたいなと思っていた」という岡本和。初出場のWBCで、献身的に侍ジャパンを支える。

 「今でこそサードしかやってないですけど、ファーストも外野もある程度守れると思っている。どこでもできるのは自分の強み」

 外野の3ポジションは左翼・吉田(レッドソックス)、中堅・ヌートバー(カージナルス)、右翼・鈴木(カブス)と、2月の宮崎合宿への合流が不透明なメジャー組がレギュラー候補。国内組では近藤(ソフトバンク)と、代走の切り札&外野のバックアップ要員で名を連ねた周東(同)しかおらず、オプションが増えるのはチームにとって心強い。

 心の準備はできている。「外野手が少ないですし、ケガとか何が起こるか分からない。そういうときに行けますよと」と意欲満々。17~19年に左翼で53試合に出場しており、経験も十分な26歳は貴重な存在だ。この日は内野ノックのみ受けたが、キャンプ中の練習について「それは是非、宮崎に足を運んでいただいて」と笑った。

 良いイメージもある。昨年11月の強化試合では4試合に出場し11打数6安打の打率・545。「実戦があの時期になかなかなくて、いい機会だった」と手応えを得た。自主トレのテーマは「基本」。打撃練習では「基本中の基本」というティー台に置いた球を打つ「置きティー」を入念に繰り返した。3月の大会へ向け、しっかり土台をつくっている。

 フリー打撃では快音を連発し順調な仕上がりを披露。「意識せずやっているんですけど、気持ち的に高ぶるところはある。そういう部分では(調整が)自然と早くなっていたりはするのかな」と目を輝かせた。夢舞台で、世界一へのキーマンになる。(小野寺 大)

 ≪左翼で通算53試合出場≫岡本和(巨)は左翼で17年9試合、18年23試合、19年21試合の合計53試合に出場している。左翼での守備率は.982(守備機会57、失策1)。18年には3補殺を記録。8月9日の阪神戦では4番左翼で先発し、初回に二塁走者・糸原を本塁でアウトにしている。

 ≪ハリー・ポッターと和真の帽子≫岡本和は、360度につばがついたナイキ製のバケットハットをかぶってグラウンドに現れ「(映画の)ハリー・ポッターにハマっているので」と説明。ともに自主トレを行う若手を「菊田はグリフィンドール、(岡本)大翔はスリザリン。そんな感じですね」と作中に登場する寮に振り分けて笑った。春季キャンプでは午前7時からアーリーワークが予定されており「起きられるかな…。(夜に)ハリー・ポッターを見たら起きられない。危ない危ない」と自身に言い聞かせていた。

 ≪ナイキスペシャルキッズイベント参加 サードユニ「格好いい」≫岡本和は自主トレ後、巨人と今季から公式ユニホームサプライヤーとなったナイキが開催したスペシャルキッズイベントに参加。同僚の小林や女子硬式野球チームの金満、島野も参加し、小学1~3年生の計44人と鬼ごっこなどで交流した。黒が基調のサードユニホームを着用し「凄くいいなと思います。格好いい」と笑顔。小林は子供たちに「みんなと触れ合って元気、パワーをもらいました」と感謝した。

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