【プロ野球キャンプの記者仕事 5日目】新人のあいさつ巡って体育会ルール発令?

2023年02月05日 09:00

野球

【プロ野球キャンプの記者仕事 5日目】新人のあいさつ巡って体育会ルール発令?
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 【プロ野球キャンプの記者仕事 5日目】新人選手は春季キャンプで初めて主力選手と対面することが多い。ベテランなど沖縄など暖かい九州地方で自主トレを行い、そのまま各球団のキャンプ地入りする選手がいるからだ。
 キャンプ前日の宿舎ミーティングで全選手、スタッフを前に自己紹介するが、監督、コーチや選手会長、主将などチームの中心的存在には個別にあいさつにいくのが慣習だ。

 ところが、新人は初体験の連続で緊張している上、投手と野手で練習メニューも違う。ポジションが違えば顔を合わせるチャンスが少ない。なかなか時間を作るのが難しい。

 ある年、某球団に鳴り物入りで入団した大学出身の投手がタイミングを逃し、あろうことか主将へのあいさつを忘れてしまった。

 礼儀にはとりわけ厳しいその主将は、新人を直接は責めなかった。代わりに同じ大学出身の野手を部屋に呼び出し、「お前の大学はどんな教育してるんだ。しっかりしろや」と説教したのだ。

 とばっちりを受けたのは大学の先輩。すぐさま新人投手のもとへ飛んでいったのは想像がつくだろう。(K)

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