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ロッテ・朗希は出来上がっている!野茂英雄氏が太鼓判 2度目のブルペンで最速157キロ

2023年02月05日 05:30

野球

ロッテ・朗希は出来上がっている!野茂英雄氏が太鼓判 2度目のブルペンで最速157キロ
佐々木朗 Photo By スポニチ
 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するロッテ・佐々木朗希投手(21)が4日、今キャンプ2度目のブルペン入り。近鉄や大リーグで活躍し、現在はパドレスのアドバイザーを務める野茂英雄氏(54)が見守る前で、直球にスライダー、フォークを交えて63球を投じた。直球の最速は157キロを計測。順調な仕上がりとポテンシャルの高さを、日米通算201勝のレジェンドが称賛した。
 トルネード投法で一時代を築いた大物の来場に報道陣がザワつく中、ブルペンに姿を見せた佐々木朗に動じる様子は全くなかった。プレート手前から4球投げ、いつも通りにステップ幅を確認し、まず7球。その後に捕手の松川を座らせると、一気に出力を上げた。

 35球目からクイックも交え、48球目からは右打席に打者を立たせた。直球29球、スライダー21球と、野茂氏の代名詞でもあったフォークを13球の計63球。最速は2日の初ブルペンより1キロ速い157キロで、見守った野茂氏をうならせた。

 「WBCもあるし、本人も意識していると思う。2月初めにしては、だいぶ出来上がっているかなと思います」

 吉井監督と、光山1・2軍統括コーチ兼統括コーディネーターが近鉄時代の同僚という縁で実現した野茂氏のロッテキャンプ初訪問。投球後には吉井監督を交え、佐々木朗と会話する場面もあった。取材対応がなかった佐々木朗に代わり、吉井監督は「投げる球って人それぞれ違うんだけど、野茂は“こうやっていた”みたいな話。(球種や投球内容について)“こうしろ”というわけではなく、一つの例を話してくれた」と明かした。

 WBCに向けて例年よりも早いペースで調整を進める右腕に、指揮官は「ブルペンで強度も数も、それなりに投げられるようになっているので、進歩していると思います」と目を細める。球を受けた松川は「真っすぐも力強かったですし、スライダーもフォークも良い曲がり方をしていた」と、WBCで使用される大リーグ公式球への対応も着実に進んでいることを証言した。

 佐々木朗のポテンシャルがメジャーで通用するかを問われた野茂氏は「そんなの言わんでも大丈夫って、みんな分かってますよ」と太鼓判を押した。大リーガーも多く参戦するWBC。「令和の怪物」への期待度は一段と高まった。(大内 辰祐)

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