【侍ジャパン】栗山監督 意義深い吉田の代表入り「彼の決断、これも一つの歴史のスタート。感謝しかない」

2023年03月05日 18:21

野球

【侍ジャパン】栗山監督 意義深い吉田の代表入り「彼の決断、これも一つの歴史のスタート。感謝しかない」
<侍ジャパン練習>大勢の報道陣に囲まれる栗山監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 侍ジャパンは5日、大阪市内で一部選手によるピックアップ練習を行った。
 9日の開幕に向け、明日6日に行われる強化試合・阪神戦と7日の同オリックス戦(ともに京セラドーム)が大会前最後の実戦の場となる。

 この日は吉田正(レッドソックス)や牧原(ソフトバンク)が合流し、代表全30選手がそろった。

 栗山英樹監督は吉田と会話を交わしたかと聞かれ「裏で会ってただ、抱きしめただけ。言葉いらないだろ」としみじみ。

 吉田はポスティングシステムでオリックスからレッドソックスに移籍し、2月7日に渡米。キャンプ地のフロリダ州フォートマイヤーズでギリギリまで調整して再び帰国した。それだけのハードスケジュールをものともしないのは、新天地でも侍ジャパンでもV奪回に向けてフル回転する覚悟があるからだ。

 昨年12月上旬、レッドソックスと総額9000万ドル(約118億8000万円)で5年契約。メジャー移籍を実現させて臨む年に、WBCにも出場する。1月26日のメンバー発表の際、「メジャー挑戦、WBC出場は僕の夢でした。出場を認めてくださった球団には大変感謝している。世界一になって恩返しできるよう、ベストを尽くしたい」と力を込めていた。

 指揮官は「何度も伝えているけれど彼の決断とか、特にメジャーを知っている方にとっては、これも一つの歴史のスタートだと俺は思っている。彼の思いとか決断はこれからの野球人にすごくメッセージを送ってくれた。日の丸をつけるとか代表でプレーする意味を示してくれたので感謝しかない。そういう姿をしっかり見せてくれると思う」と期待を寄せた。

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