栗山監督 村上宗隆をメキシコ戦で代打を送らなかった理由 三振後のベンチでの姿勢「感動した」

2023年03月26日 23:36

野球

栗山監督 村上宗隆をメキシコ戦で代打を送らなかった理由 三振後のベンチでの姿勢「感動した」
23日に帰国した栗山監督(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が26日放送のテレビ東京「みんなのスポーツ」(後10・54)に生出演。準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打を放った村上宗隆内野手(23=ヤクルト)を最後まで信じ抜けた理由を明かした。
 日本の主砲として期待された村上は、1次ラウンドから不振にあえぎ、4番から5番へと打順は変更となった。準決勝のメキシコ戦でも4打席凡退と快音がないまま迎えた9回無死一、二塁。この場面で代打を送らなかった決断を聞かれると「なんでかって言われるとあれなんですけど。もう、これは勝負するんだっていう、神様の声ではないんですけど『村上勝負』なんだっていう方向にはしっかりあった」と腹をくくっていた。

 その決断がズバリ的中し、村上は中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の逆転サヨナラ打を放った。決断の決め手について問われると「彼の野球に対する姿勢も素晴らしくて。例えば、3三振してベンチで僕の前に座ったときに、ちょっと落ち込むじゃないですか人間って。でも、すぐ座った瞬間に打席に入ってるバッターに声が出せるんですよ。“さぁ行くぞー”とか。その姿に僕は感動したし、3冠王のバッターですよ。自分のことより、それができるこの選手は絶対に打てるって思わせてくれる」と明かした。

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