落合博満氏が見た「横一線」セ界 巨人は「ここはどうなんだろうな?という攻めの展開が個々には見られる」

2024年05月13日 18:05

野球

落合博満氏が見た「横一線」セ界 巨人は「ここはどうなんだろうな?という攻めの展開が個々には見られる」
ひげを蓄えた姿がダンディーな落合博満氏(「落合博満のオレ流チャンネル」から)
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が13日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ここまでのプロ野球のセ・パ両リーグの戦いぶりについて語った。
 試合のない5月13日時点でセ・リーグは、昨季日本一の阪神が18勝14敗4分けで2位・巨人(19勝16敗3分け)と0.5ゲーム差。3位に14勝14敗4分けの勝率5割で広島が追う展開となっている。4位は16勝18敗1分けでDeNA、ゲーム差なしの5位に中日(15勝17敗4分け)、6位も中日と0.5差でヤクルトが15勝18敗2分けの借金3と3.5ゲーム差内に6チームという“セ界大混戦”の様相を呈している。

 中日が飛び出し、阪神が地力を見せ、巨人が浮上してきた現在のセ・リーグについて「5月11日の時点でジャイアンツが首位に立ったということなんだけども、そんなに差が開いていないんで、まあ横一線っていうふうに見た方がいいんだろうと思います。阪神に関しては11日の試合で(DeNA)に7点差をひっくり返されて負けるっていうのは、後々ダメージがこなきゃいいけどなあ~っていう感じには受け止められるんだけども、まあここの1敗っていうのは、そんなに尾を引く1敗ではない。点が取れない取れないといいながら2得点で連勝する(4月17、18日の巨人戦)っていうような、阪神としてはこんな戦い方になるんじゃないのかなっていう戦い方をしているんじゃないのかなと」と上位2チームを分析。

 続けて「セ・リーグは現状は団子状態。ジャイアンツの戦い方を見てもそんなにホームランぱかぱか…点数を取るような打線の構成でもないしね。まあ見てて“ここはどうなんだろうな?”というような攻めの展開っていうのも個々には見られるんでね。それをどうやってつぶしていくか。横浜はバウアーと今永が抜けたことは大きいんだけども、まあここまでそれなりの戦い方をしているんでね。セ・リーグの場合は混戦が続くんじゃないのかなというふうには見てます」と私見を述べた。

 4月初めに首位に立った中日については「4月序盤の中日は、投手が頑張っていましたね。相手に点数をやらないという戦い方。自分たちが点数を取るまでは1点もやらないって、そういうものがピッチャー陣に表れていた。防御率も11点とか取られた試合も含めての2~3点台であって。打線もそれなりに。打てないなら打てないなりにどうやって点数を取るかっていうことを考えればいい。中日っていうのは、いかにして1点勝負に持ち込んで勝っていくかっていうのが課題になるんだろうとは思います」と古巣の投手陣の奮闘を称えながら、今後中日がどう戦っていくのか自身の考えを示した。

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