阪神・岡田監督が“本番モード”采配 7回2死満塁で「代打・糸原」ズバリ、継投も「勝ちパターン」起用

2023年03月26日 07:00

野球

阪神・岡田監督が“本番モード”采配 7回2死満塁で「代打・糸原」ズバリ、継投も「勝ちパターン」起用
<神・オ>7回、2点適時打を放った糸原(右)を迎える阪神ナイン(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神7―0オリックス ( 2023年3月25日    京セラD )】 阪神・岡田監督がシーズン想定の“本番モード”采配を振るった。
 攻撃面では5点リードの7回2死満塁で糸原を代打に送り、ダメ押しの2点右前打でリードを広げた。左の代打の切り札に指名されている背番号33も、今春初の代打安打に「与えられたところで、いい仕事ができた。自分らしいヒットが打てて良かった」と安どした。

 展開にかかわらず、投げる投手があらかじめ決まっていたこれまでのオープン戦とは異なる継投も見せた。大量リードの7回から浜地、岩崎、K・ケラーを投入。タイミング、順番ともにシーズン仕様の勝ちパターン起用といえた。シーズンに入れば湯浅が9回を託されるが、逃げ切りを図る際のメンバーは、この4人が中心になることは間違いない。

 6回に代打に送った木浪をそのまま遊撃に就かせ、先発遊撃の小幡の8番に投手を入れるなど、めまぐるしい選手交代もペナントレースでの戦い方といえた。前夜の敗戦後、チームに向けて「もうちょっと危機感持たなあかんわ。みんながみんなやけど。オープン戦はもうあと2試合しかないんやで。それが伝わってこない」と奮起を促していた指揮官。この日のベンチワークには、予行演習は終わりというメッセージが込められているようだった。(倉世古 洋平)

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