アスレチックス・藤浪 日本人初登板ワースト8失点…2回まで完全も3回に大炎上

2023年04月03日 02:30

野球

アスレチックス・藤浪 日本人初登板ワースト8失点…2回まで完全も3回に大炎上
<アスレチックス・エンゼルス>3回、オハッピーに先制適時二塁打を許す藤浪(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   アスレチックス1-13エンゼルス ( 2023年4月1日    オークランド )】 悔しさ、もどかしさ、わずかな手応え…。アスレチックス・藤浪のメジャー初登板は2回1/3を5安打8失点で黒星。日本投手の初登板で歴代ワーストの失点数に「スライダーが相手のタイミングに合った。初回、2回と直球で押していた中、(3回にスライダーを)多投したのは反省点」と55球を振り返った。
 序盤は完璧だった。初回はウォード、トラウトを得意のスプリットで2者連続三振。かつてのライバルで、今では遠く離れた背中を追う大谷も同球種で一ゴロに抑えた。2回1死のレンフローの打席では「ピッチクロック」違反でボール宣告されたが、慌てることなく空振り三振。2イニング連続で3者凡退だった。

 3回に暗転する。先頭に四球を与えると「逆に考えすぎた」とスライダーなど変化球を多投して狙い打たれた。ウルシェラから3連打で2点を失うと、その後も大谷に左越え適時打を浴びるなど炎上。母・明美さんがスタンドで見守ったが、この回途中で降板となった。

 試合後は大谷関連の質問が集中したが「大谷選手だけでなく世界最高峰の選手と対戦できてよかった」と前を向いた。直球は最速99.6マイル(約160.3キロ)、スプリットは同94.8マイル(約152.5キロ)を記録した。次回は8日(日本時間9日)のレイズ戦。「次回以降、取り返せるようにしたい」と誓った。

 ≪井川超え8失点≫藤浪が1試合8失点。日本投手のデビュー戦では07年井川(ヤンキース)の7失点を上回るワースト記録となった。デビュー戦に限らない最多失点は19年田中(ヤンキース)の12で、以下22年有原の11、17年ダルビッシュ(ともにレンジャーズ)の10と続く。

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