メッツ・千賀のソフトB入団当時のスカウト部長・小川一夫氏 後輩の「道しるべ」

2023年04月04日 02:30

野球

メッツ・千賀のソフトB入団当時のスカウト部長・小川一夫氏 後輩の「道しるべ」
<マーリンズ・メッツ>4回、無失点に抑えリンドア(右)と笑顔でタッチを交わす千賀(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   メッツ5-1マーリンズ ( 2023年4月2日    マイアミ )】 メッツ・千賀のソフトバンク入団当時のスカウト部長だった小川一夫GM補佐兼スカウト部アドバイザー(68)が、メジャー初登板初勝利を喜んだ。
 「おめでとうやね。立派な投球内容。本人もうれしいと同時に安心したと思う。今季の活躍がさらに楽しみになった」。10年育成ドラフト4位で千賀を指名。小川氏は「まだひ弱さはあったけど、質のいいボールを投げていた。ものがいいのは分かっていた」と振り返る。体が出来上がれば成長すると確信しての指名だった。育成出身では初のメジャーリーガー。「育成で入ろうがチャンスは平等に全員にある。人ってどこで伸びるか分からないからね」。長くスカウトとして「人」を見てきた小川氏ならではの言葉だ。

 「千賀は後輩に“やればできる”という道しるべをつくってくれた」。ドラフト指名から13年。「これも縁やからね。いろんな人との出会いや縁。きちっとスカウト活動をしていればいいことも起こるし、やってきたことに間違いはなかったと思う」。野球の本場での千賀の活躍は、まさにスカウト冥利(みょうり)に尽きるだろう。

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