阪神・伊藤将が27歳イヤーの抱負 HQS量産で「規定(投球)回数達成できるようにしたい」

2023年05月09日 05:15

野球

阪神・伊藤将が27歳イヤーの抱負 HQS量産で「規定(投球)回数達成できるようにしたい」
笑顔で練習する阪神・伊藤将 Photo By スポニチ
 “高品質”な1年にする。8日に27歳の誕生日を迎えた阪神・伊藤将が今季目標として、改めて規定投球回到達を宣言。7回以上、自責点2以下のハイクオリティースタート(HQS)を毎登板のノルマに定め、シーズンを完走する決意を示した。
 「もう30(歳)近づいてるなと。プレゼント…まだもらってないです。ありますか?」

 報道陣からプレゼントを募るなど変わらぬ自然体で取材に応じた左腕の言葉が強くなったのは「27歳イヤー」の抱負について。「やっぱり規定(投球)回数達成できるようにしたいなと強く思いますね」と深くうなずいた。過去2年、先発ローテーションの一員で計19勝を挙げる活躍も、1年目は2回2/3届かず、昨年は新型コロナウイルス感染での離脱が響いて6回1/3足りなかった。先発投手としてシーズン完走の証とも言える規定投球回へのこだわりは、事あるごとに口にしてきた。

 今年も左肩の違和感で開幕から出遅れたものの、復帰戦となった4月27日の巨人戦(甲子園)では完封。前回4日の中日戦でも11安打を浴びながら6回まで2失点と粘った。まだシーズン序盤で、順調にいけば今後20試合近い登板も見込める。その上で到達に欠かせぬ条件として「最低7回以上投げないといけない」と口にし、さらに「ああいう試合(前回の中日戦)も多くなるので最低2点までにしっかり粘って投げたい」と粘投も挙げた。

 つまり「7回以上」「自責点2以下」のHQSの量産が、悲願達成へのカギ。昨年は9度あった上質な投球内容を先発が予想される11日のヤクルト戦(甲子園)でも心がける。

 「ランナーをためて一発が一番もったいないので、一人一人抑えられたらいい」

 勝てば村山実に並ぶ甲子園12連勝となる一戦でもある。27歳で初めて迎えるマウンドでその決意を体現する。(遠藤 礼)

おすすめテーマ

2023年05月09日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム